平野谷東尾根
2006年12月3日(日)晴 12:50烏原貯水池→13:50菊水山→14:40鍋蓋山→16:20車道:山麓線
長いアップダウンの趣の尾根 神戸市中央区
家事都合で山行はあきらめていたが快晴に魅かれ、あわただしく昼食後、自宅から歩いて行ける六甲のコースへ。
ジョギングコースにしている烏原貯水池から菊水山へ、舗装道を急ぐ。巨大堰堤を見上げて少し進み、
山頂まで900mの標示のある地点から山頂まで一本調子の急登。人工の丸太や階段を踏みしめながら登る。
山頂に近づくと、背後に大きく展望が開ける。高取山越しに淡路島。陽射しを受けた紅葉の輝き!
この明るく延びやかな展望の広がりが菊水山458mの魅力。程なく電波塔のある山頂に出る。遮るもののない展望だが、
やや平板。山頂手前の展望の方が良い。夕暮れ前に下山したく、鍋蓋山へ急ぐ。天王吊橋まで深く下る。
有馬街道を見下ろす吊橋を渡ると、急傾斜の登りが始まる。短くジグを切りながら暗い樹林の中を黙々登る。
明るい菊水の急登に対し、こちらは暗。人工の階段もなく、渋い趣が良い。山頂に近づき、暖傾斜の尾根歩きに息をつく。
鍋蓋山486mも前面に大きく広がる南方の展望が魅力。あいにく手前の笹薮が邪魔で、いい写真を撮れないが、
陽射しに輝く晩秋の樹海。菊水山も逆光に薄暗く輝く。前回の新緑の頃とは、また違った魅力。
七三峠から平野谷西尾根を経て、有馬街道の桃山バス停へ下るマイナーコースを探るのが今日の目的だったが、
うっかり東尾根へ進んでしまう。相当進んでから間違いに気付き、ガッカリ。西尾根は趣の良いコースだが、東尾根も良い。
ただ、防火道であるため、尾根上、幅広く刈り払われ、すべりやすい急斜面が何度か現れ、興を殺ぐ。
また、ややウンザリするほど長い尾根。六甲のシビアな尾根は、有馬三山〜極楽茶屋、天狗道〜摩耶山あたりだが、
本コースもかなりシビア、歩き応えあり。最後の方で、進路が二分。木片に「危険廃道、左の道を行く」とある。
右の道の方が、開けて明るい感じ。前回、右へ進む。最後に道が崩れている他、歩きやすい道。今回は左へ。
こちらの方がやや荒廃した感じ。住宅街に降り、長い坂をジグザグに下り、大師道に出る。小道標があり、登る場合は、
こちら方が分かりやすい。右の道は「水の科学博物館」あたりに下るが、登り口は見つけにくい。⇒トップページへ