鍋 蓋 山
我が家から手始めに登った六甲の山 なべぶたやま 486m 神戸市北区

2006423日()曇 13:10自宅平野谷西尾根→15:00山頂平野谷東尾根→16:30自宅 

昔、神戸にいたころ、六甲山は一番手軽に登れるトレーニングの山であり、年1回の大イベント、六甲全山縦走の舞台。本山も何度も登った馴染みの山だが、記憶に残るのは山名のみ。今月初め札幌から転居してきてようやく落ち着いた週末、あいにく朝方まで雨が残る曇天。午前中、数年ぶりに再開したサイクリングの練習コース試走。昼食後、空身にスニーカーで本山へ。街中を散歩気分で抜け、自宅のある町名の由来である祇園神社に詣でた後、有馬街道沿いの車道を進む。登山地図では、バス停「桃山」から尾根道に取り付けるようになっているが、急な山腹にも民家が立ち並び、登山口が分かりづらい。民家脇を気がねしつつ進むうち道標は見つかるが、進路がはっきりせずUターン。車の多い国道428号沿いに少し進み、右に登る林道へ進む。しばらく進むと道標あり。ここまで1時間。ここから登山道となる。祇園神社の方へ下る明瞭な道があり、後日確認することに。西尾根コースは急な傾斜のある中程度のハードさ。笹がきれいに刈り払われ、樹林もよく手入れされ、気持ちよく歩ける。登り始めてしばらく、ナルコユリの群生!この時季よく見る花だが、このような群生は初めて。途中、コンクリートのステージで道が途切れ、少し戸惑う。七三峠から少し登ると白い山桜が満開!街中の桜はとっくに散っているだけに感激。全山縦走路に出て程なく山頂。山頂はピンクのツツジに彩られ、神戸市街と港の展望が大きく開け、思いがけない素晴らしさ!正面に昔よく登った菊水山、ピンクのツツジの中、進みたい誘惑に駆られるが後日に。展望は曇天でスッキリしないが満足して引き返す。七三峠から少し下り、道標に従い奥平野浄水場の方へ、左へ東尾根を進む。全般に傾斜が急ですべりやすく、特に雨の後は避けた方がよいコース。ようやく天気が好転、眼下にビルの林立と港。最後の下りで、道が左右に分かれ戸惑う。小さな手製道標に「廃道につき危険、左へ進め」とあるが、右へ明瞭な道が延びており、自宅により近い右へ下る。最後のところで道が崩落しておりやや用心。下り切ると、登山道入口は閉鎖され「この道は危険です。大師道へお回りください。」との掲示。下山口にも明示しないと片手落ち。住宅街を下り抜け、山麓線の車道に出るが、こちらから登山口を見つけるのは難しそう。まずは充実感のあった神戸での初山行。⇒トップページ