明 神 山

低山ながら登頂意欲をそそる秀麗な好展望の鋭鋒 みょうじんさん 668m 飾磨郡夢前町

雪彦山から南方、大天井の岩峰越しに秀麗な鋭鋒を望める。ベテラン向き難コースともあり、登ってみたかった山。
快晴の予報に意を決して出向く。7時過ぎ、車で出る。中国道:福崎ICから県道23号へ。前之庄の交差点で
県道67号へ右折したが、前之庄通過後、右折する方が良さそう(農業公園への道標もあると思う)。
田園風景の中、道なりに走り、公園着。広い駐車場だがトイレがない。眼前、青空をバックに容姿端麗の本山!
よく登られている山のようで、A〜E の5コースがあるが、番外の大明神コースにチャレンジ。
「クルマで出かける山歩き」にのみ紹介されている。ベテラン向きとされ果たして登れるか。車道を戻り神元神社へ。
林道を少し進むと、登山口案内板あり。ホッとするが、のっけから道が不明瞭、悪い予感。
少し進むと、急斜面にロープあり、白テープに大明神コースと手書き。以降、テープが道標代わりに導いてくれる。
比較的明瞭な尾根道、テープも多く、迷うおそれは少ない。急傾斜を鉄塔まで登ると、眼前、大きく本山の風格。
明るく展望の開けた尾根歩き、樹林越し、左(西)に本山が次第に角度と容姿を変えてゆく。
右(東)に七種山から延びる稜線上の鋭鋒が目を引く。七種山かと早とちりするが、登頂するまで見えない。
明剣岳から一旦急に下り、登り返す。途中、前方にナメ岩の断崖を見た後、大岩の上からの展望が特に良い。
ウラジロの群生する雑林の尾根道、自然な感じがよい。秋の日差しを受けた山腹の樹林の輝きの美しさ。
四等三角点を過ぎ、急傾斜をロープや木を手がかりに登る。路面がもろく、すべりやすい。慎重に手足を進める。
登り切ると、小明神の方へ向きを変え、暖傾斜となる。Dコース下山口手前で、枝でバリケードされている。
登山口にも入山禁止と掲示されていたが、良いコース。小明神は展望はないが感じの良い小ピーク。
山頂手前のまたぎ岩から西方の見晴らしが素晴らしい。山頂から人の声。A〜Cコースで登って来た
高齢男性2人。一人は地元の人で、何度も本山には登っているが、本コースはまだとのことで、アドバイス。
大岩のある雰囲気の良い山頂からの展望は素晴らしい。四方に山名を記した写真パネルあり、親切。
雪彦山、七種山、笠形山を確認。山頂標示のオブジェがおしゃれ。外人男性が登ってくる。昼食後、Bコースへ。
視界のきかない樹林の中の急な下り。こちらもロープ頼り。Aコースと別れ、植林帯の中を黙々下る。
面白味がないが、途中から長い滑床が現れる。残念ながら水は枯れているがめずらしい。
昔の人が滝に打たれた観音滝も見上げる迫力。水は枯れているが、寄り道する値打ちあり。
下山し、岩屋池越しに本山を望む。池に写った姿が絵になるようだが、池も枯れている。⇒トップページ

20061021日()快晴 9:00農業公園駐車場→10:05四等三角点→11:35山頂→13:10駐車場