室 生 山
2011年2月13日(日)曇 13:25室生寺入口→13:40奥の院→14:00バス停
室生寺奥の院往復を山行として載せるのはためらわれるが「関西日帰り山歩きベスト100」の山、一応紹介します。
三郎岳から原山橋へ下山後、県道28号沿いに急ぎ足で北上、40分で室生寺入口着。手前の駐在所前から
斜め上に延びる道が龍鎮渓谷への道。室生山よりこちらが主だが、時間の余裕を見て渓谷へ向かうか決めることに。
飲食店の呼び込みの人に室生口大野駅へのバス時刻を聞く。14:15とのこと。何とか間に合いそう。
室生寺は、若いころ、観光と写真撮影で2度訪れている。山麓の斜面に古い社殿が配置され、とても風情がある。
建物や仏像の多くが国宝、重要文化財。半日かけてゆっくり拝観して回るべきところ、急ぎ足で境内を抜ける。
急傾斜の長い石段に踏み固められた雪が残り、手すりを掴んで用心しながら上り下りする。奥の院まで登り切り、
室生山への登路がないか探すがなさそう。ガイド本にも以前はあったが今はないとある。そそくさと引き返す。
一応、国宝の金堂、五重塔を撮る。いずれも平安時代初期の建築。五重塔は、古びたものだったが、
近年、台風の被害に遭い改修され、きれいになっている。室生川沿いお土産屋街を歩いてバス停へ向かうと、
記憶が蘇る。昔と変わらぬ風景。オフシーズンだがそこそこ観光客がいる。バスの車窓から大野寺対岸、
垂直の岩壁に刻まれた大磨崖仏を見る。本命の龍鎮渓谷へはまた出直したい。陽の長い季節、健脚であれば、
三郎岳から下山後、室生寺へ参拝、龍鎮渓谷を経て大野駅へ着くことが可能だが、室生寺が初めての場合は、
龍鎮渓谷から室生寺へ出、室生寺をゆっくり拝観するのがよい。⇒トップページへ