三 峰 山

関西以西で唯一未踏の日本300名山。いつも気になっていたが、この山域に馴染みがなく、登山口まで遠そうで
延び延びになっていた山。晴天続きの3連休中日、ようやく気持ちが高まる。本山西方、尾根続きの高見山も300名山。
併せて登るため、5時起床、堺の家を6:00に出る。山より道路が不安だったが、藤井寺ICから西名阪自動車道へ。
名阪国道:針ICで降り、国道369号を快走、みつえ青少年旅行村への道標に従い枝道へ。雰囲気の良い里山の道。
旅行村大ゲート前に登山者用駐車場あり。予想以上に簡単に短時間で着く。複数の登山コースがあるが
登山口案内板お勧めコースがガイド本のコースと同じ。林道をしばらく進み、不動滝コースと分かれ、木橋を渡り、
登尾コースへ。要所に道標が整備され、迷わず進める。植林中、短時間の急登後、尾根上に出る。しばらく進むと、
舗装道を横切る。道の上下に休憩舎がある。上の小屋は真新しく、木の香が良い。展望舎になっている。
北側、特徴的な倶留尊(くろそ)山の連なりと大洞(おおぼら)山が見える。馴染みのない山域だけに景観が新鮮!
小屋の外からでも展望は良く、地元産木材の宣伝のための小屋か。確かにこんな木の家に住んでみたい。
この先、趣の良い自然林と植林の混合林、気持ちよく登り続ける。倶留尊山方面の展望もさらに良くなる。
不動滝コースとの合流点に丸太の避難小屋あり。ブナの巨木とマッチして雰囲気が良い。山頂尾根に出ると、
自然林の中、暖傾斜を気持ちよく進める。山頂手前と山頂から倶留尊山方面の展望が大きく広がる。
左方は古光(こご)山か。昔、倶留尊山に登った他、この山域の山々は未踏、惹かれていただけに感動。
景観をかみしめながら軽食休憩。山頂から南進、自然林帯を抜けると、広々開けた八丁平の草原。
前面、大きく台高山脈の山々が展開、息を呑む。白いバイケソウの群生、桃源郷の趣。あいにく山々に雲がかかり、
強風に雲が流れて行きそうでしばらく待つが名残惜しみつつ去る。新道峠への尾根歩きは、自然林の中、
緩やかな起伏で気持ちよく歩け、案内板どおりお勧め。峠から30分弱下ると、林道に降り、感動の山歩きを終える。
暑い中、出発点まで小1時間の車道歩きがやや辛い。旅行村は、行楽の家族連れで賑わっている。⇒トップページ

自然林が豊かで山頂部の趣が大変良い好展望の300名山 みうねやま 1235m 奈良県宇陀郡御杖村

2010718日()晴 7:50青少年旅行村入口駐車場→9:30山頂→10:30新道峠→11:45駐車場