堰堤が少なく斜瀑が魅力の谷 みつしただに 神戸市北区
2011年6月6日(月)晴 7:50北神急行:谷上駅→8:40谷入口→10:15灰ヶ谷道→10:40石楠花山頂
→11:00石楠花谷西尾根入口→11:55林道
関西全域、晴れの予報だが、遠出する気分になれず、今回も六甲の未踏コースへ。本谷へは、ネット情報では
谷上駅東側から南下するが、地図では山田道からも入れる。駅西側から道標・道の整備された山田道を進む。
本谷への分岐点に石柱と木柱の道標あり。木柱に「右、行止まり」とあり、廃道化している。ブッシュ化した踏み跡を
たどり、駅東側からの明瞭な道に合流。少し先で板橋が川に架かる。橋を渡らず、川沿いに進むはずだが
踏み跡もない。渓流靴がないと進めないと、あきらめかけるが、念のため橋を渡って進んでみる。少し進むと、
左の川側へ踏み跡あり。川沿いに何とか進むと、本谷入口。「三ッ下谷 熟練者向」の掲示板あり。最初の難関は、
2段の堰堤越え。堰堤右側の岩壁をよじ登ると、踏み跡あり。取付き点を間違えたよう。何とか堰堤をクリア。
この先、堰堤はなく、堰堤だらけの六甲の谷では貴重な谷。水量があり、渓流靴なしに進めるか不安。
靴を濡らさないよう慎重に進む。オレンジのリボン、テープが所々あり。水は濁っており、雑然とした雰囲気だが、
進むにつれ雰囲気が良くなる。小滝が所々現れ、左右の土壁をよじ登る。沢登りの経験がないと大変に感じるが、
沢登り入門レベル。渓流靴をはいていれば快適に進めそう。中盤、中規模の斜瀑が現れる。とても趣が良く、
本谷のハイライト。沢も穏やかになり、もう難所はないかと思いきや、落差数mの垂直の滝。土壁のロープに
助けられ、かわす。その後も進路にとまどう個所が現れるが、少し靴を濡らしながら、沢の中を突破。終盤、沢が
左右に分岐。右の方が水量があるが、テープは左側にある。ネット情報では、正面の支尾根に取付き、烏帽子岩に
直登するが、踏み跡もテープも見えず、左側の沢を詰めてみる。小沢沿い適当に進むと、ひょっこり灰ヶ谷道に出る。
谷筋の地味な道を緩やかに登り、道標に従い、烏帽子岩と石楠花山頂に寄る。樹林中、展望はないが雰囲気は良い。
周回して車道の方へ西進。以前、一度通過した石楠花谷西尾根へ。地図の阿弥陀塚の少し手前、車道沿いに
テープと踏み跡あり、入口と分かる。ブッシュ化した道が分岐するが、適当に進むと、阿弥陀塚の小石柱発見。
山火事防止の看板に絵図面で尾根道への進路表示あり。少し進むと、左下への分岐道あり。「三ッ谷東尾根」の
小道標と「○○貿易」の朽ちた掲示板あり。地図にある支尾根の道。この道を見送り、本尾根を直進。道標はなく、
テープが所々ある程度だが、道は明瞭、ブッシュもない。633mピークを過ぎた辺りから急斜面の下りが続く。
木枝を掴みながらすべり落ちるように下り続ける。展望もなく、お勧めきでないコース。下り切ると、植林帯。
テープに導かれ進むと、林道に出る。左へ進み、車道を下ると、高速道路にぶつかる。東進、高速下をくぐり、
花山中尾台の住宅地に入る。まだ余力と時間あり、次の目的、六甲アルプスと古寺山を目指す。⇒トップページへ