三 頭 山
山頂一帯の自然林の雰囲気が良い奥多摩三山の最高峰 みとおさん 1531m 東京都西多摩郡奥多摩町
2009年8月23日(日)曇×小雨 9:55バス停:小河内神社→11:05イヨ山→11:55ヌカザス山→12:15入小沢峰→13:15山頂(中央峰)→13:35ムシカリ峠→14:20車道→15:05バス停:数馬
関東全域好天の予報、先週に続いて奥多摩の200名山へ。今回は、JR戸塚駅でホリデーパス2300円を購入。東京近郊一日乗り放題。新宿発7:44の奥多摩直通快速は、先週以上にハイカーで満員。9:30奥多摩駅発の丹波行きバスに乗車、奥多摩湖畔の小河内神社で下車。湖上の浮橋を渡り、対岸へ。数人下車したがだれもこちらには来ない。車道下の道を進むが、登山口と反対方向へ迂回するため引き返し、踏み跡を頼りにすぐ上の車道へよじ登る。湖畔の車道をしばらく進むが、バイクのサーキット場化しており、次々にバイクが走り抜け不快!バス停から20分で登山口着。道標あり、すぐに分かる。植林帯の中、イヨ山への急登が続く。バイクの騒音から遠ざかりたい。予報に反し曇天、山々はガスに覆われ、気分も低迷。イヨ山とヌカザス山との標高差は200m弱、暖傾斜になると思いきや急登続き。納得できない気分で黙って登る。マイナーコースなのか人気なし。ヌカザス山でようやく単独の高齢者に追いつく。下ると、ツネ泣峠。地図にすべりやすい急坂:オツネノ泣坂とある。オツネさんが泣き泣き登ったのか。名付け方が無粋でなくて良いが文字通りの急登。ロープを掴みながら登る。この辺りからブナなど自然林帯となり、趣が大変良くなるのが救い。ガスが立ち込め、幽玄の感あり。小雨がパラつき、晴れなくてよいから本降りにならないよう祈る。幸い雨具が必要になる程にはならない。登り切った入小沢峰の雰囲気も良い。暖傾斜となり、山頂を巻くように水平に進むと十字路:御堂峠に出る。木段を登るとすぐに西峰山頂。樹林に囲まれた小広場、雰囲気が良い。樹林の切れ間から富士が見えるようだ。写真パネルの写真を撮る。峠へ戻り、反対側へ登ると、最高点の中央峰、地味で通過点という感じ。その先の東峰に三角点あり。こちらも地味。その先の展望台から奥多摩三山の大岳山、御前山が見えるようだが、これも写真パネルで見る。ムシカリ峠への短時間の尾根道も雰囲気が良く、先まで歩いてみたいが、天候とバスの時間が気になり、峠から最短コースで下る。都民の森発14:17のバスに間に合わないかと、気ぜわしく薄暗い谷筋の石の多い道をすべらないように注意しながら急ぐ。ツリフネ草、ツリガネニンジンなどが咲いているが鑑賞する間もない。小谷を下り切ってしばらく進むと、三頭ノ大滝。見物用の立派な大吊り橋あり。ハチの巣あり立入禁止とあるが無視して渡る。細いが落差と迫力のある滝、必見! あずまや脇からブッシュ化した「けやきの道」を急ぎ下り、車道に出ると都民の森発のバスが下ってくる。間に合わずガッカリ。気を取り直し、時間つぶしにバス停:数馬まで歩く。都民の森が開発され、数馬まで無料バスがあるため、ここを歩く人は少ないようで、荒廃している。道中の趣も乏しい。ひなびた旅館街を抜け、バス停着。15:42発のバスに乗り、やれやれと居眠りしていたら渋滞、タッチの差で武蔵五日市駅発の直通快速に乗れず、ガックリ。⇒トップページ