御 岳
行きたかった丹波篠山の名峰。7:00過ぎ車で出る。中国道:吉川から舞鶴若狭道へ、丹南篠山口で降りる。
登山口へ至る県道301号が分からず、ウロウロ。町の人にたずねながら進む。町の人は親切だが、道標が不備。
雰囲気の良い小城下町を抜け、コスモス咲き乱れるのどかな山村へ。火打岩バス停に3台程の駐車スペース、
すでに2台駐車。幸い少し手前の広い路肩に駐車。車道を少し進むと、登山口標示。農家の脇から登山道へ。
秋の草花が咲き乱れる。尾根道まで短時間の登り。水平に近い平坦路が続き、超楽チン、スタスタ進む。
途中、鳥居堂跡、大岳寺跡の解説を読む。平安時代、大峰の修験道と勢力を争い、大峰側に攻め滅ぼされたとある。
山頂手前からようやく山登りとなる。ちょっとした岩場を乗越えると、背後、山間に篠山盆地の景色が広がる。
あっさり登頂。一等三角点と朽ちたコンクリートの円形方位盤で山頂と分かるが、縦走路の途中という感じに拍子抜け。
物足りず、西ヶ岳まで足を延ばすことに。少し進むと、本山と似たおむすび形の西ヶ岳と稜線を望める。遠い!気が怯むが、
とりあえず進む。急な下りの後、急な登り返し。ずり落ちそうな位の急傾斜もある。シビアなアップダウンに耐えて登頂。
御岳山頂より山頂らしいが、樹林に遮られ、展望もわずか。ガイドに立ち去り難いとある程ではなく、すぐに引き返す。
今度は、正面に本山がそびえる、再度、急な登り。結局、片道40分で往復。健脚の人は、西ヶ岳まで足を延ばす値打ちあり。
御岳山頂からの展望は、樹林に遮られ今一だが、大タワ側へ少し進むと、、篠山盆地を囲む山並みの景色を見通せる。
小金ヶ岳への稜線のうねり、背後の山々の連なりが素晴らしい!大タワ峠への下りは、急傾斜の階段が続く。
車利用の場合、駐車場の整備された大タワからの往復になるが、この階段は往復したくない。ただ、道中、樹林の趣は良い。
峠の休憩舎でバナナの昼食後、小金ヶ岳を目指す。御岳を中心に西ヶ岳、小金ヶ岳が多岐アルプスを代表する三岳。
植林の美林帯を抜け、尾根に出ると、ちょっとした岩場が続き、修験道の山らしい。御岳から見ると風格の山容が、近づくと、
眼前、奇怪な姿で迫る。振り返ると、岩場越しに本山、絵になる。一頑張りでの山頂小広場に出る。
中高年たちの「ご苦労さん」の声に迎えられる。こちらにも円形のコンクリート製方位盤。腰掛け代わりになる。
潅木に囲まれ、展望はきかないが、小金口側へ少し進むと、岩場から篠山の展望が大きく広がる。一番の展望ポイント!
大タワから往復の場合も足を延ばすこと。この岩場からの下り、古いテープに導かれ、道迷い。急斜面をよじ登り、引き返す。
この先も数箇所コースアウトしかける。下山までやや荒廃した感じの暗い谷筋の道、初心者は避けた方がよいかも。
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起伏に富んだ好展望の多岐アルプスの主峰 みたけ 793m 兵庫県篠山市
2006年9月30日(土)晴 9:15火打岩登山口→10:35山頂→11:15西ヶ岳→11:55山頂→12:35大タワ
→13:25小金ヶ岳→15:00登山口