御正体山
展望は乏しいが山頂一帯の樹林と趣が良い山 みしょうたいざん 1681m 山梨県南都留郡道志村
2009年5月23日(土)曇 9:20山伏峠→10:05石割山分岐→11:40山頂→14:00山伏峠
先週末は天候不順で山行できず。今週末もスッキリしないが曇×晴の予報に期待、未踏の200名山へ。
東名高速:御殿場ICで降り、山中湖へ。国道138号から413号へ。登山口の山伏峠には比較的スムーズに着くが駐車場がない!
ネット情報どおり、山伏トンネルを抜けると、右手に広い空地があるが、車進入防止の柵がある。Uターンするにも一苦労。
トンネル手前にも空地があるが、民有地で駐車禁止の掲示。苦慮して、トンネル入口脇の草地に乗り上げて止める。
トンネルを抜けて改めて見ると、路肩に1、2台は止めれそう。それにしても、空地がありながらハイカーの駐車を露骨に拒否。
トンネル東口に向かって左側の空地の奥に登山口あり。小道標しかなく、すぐには分からない。登山口掲示板に
「横浜市の水源です。この山林はきれいな水と空気を造ります。」 すぐにトンネル上に出ると思いきや、雑林中をしばらく歩き、
県境尾根への道との分岐に出る。本山主尾根までの登りも長い。後半、すべりやすい急斜面、ロープがなく、木枝につかまり登る。
雨上がりは避けた方がよい。曇天で富士の展望は最初からあきらめていたが、樹林の切れ間から富士がスッキリ見える!
急斜面をこなし、石割山と本山を結ぶ主尾根に出る。しばらく進むと、鉄塔が現れる。周囲が刈り払われ、唯一の展望ポイント。
眼前、新緑の鹿留山越し冠雪の南アルプスまで遠望。東側、丹沢の山並みだが、あいにく雲が山上を覆っている。富士も見えない。
以降、ほとんど展望は得られないが、自然林の続く尾根歩き、静けさも良い。沿道、バイケイソウが多い。白い小花を散らす笹ユリも多い。
可愛い稚児ユリもチラホラ。山頂まで総じて暖傾斜の尾根歩きだが、中ノ岳、前ノ岳、山頂の手前はすべりやすい急斜面になる。
中ノ岳は樹林に囲まれた中、ベンチがあり、良い休憩ポイント。山頂に近づくにつれ、ブナなど自然林の趣が良くなる。
下山してきた男性に「ゆっくり行った方がよい」と言われる。「山頂にメチャクチャ傍若無人な団体がいる」とのこと。
山頂手前のブナ林帯で遭遇、見事なブナ林に歓声を上げている。確かにうるさい。樹林に囲まれた小広場状の山頂、雰囲気が良い。
ベンチの女性3人グループは幸い礼儀正しい。後、2グループ到着。展望のない地味な山だが、200名山のせいか意外と人がいる。
平16.10.皇太子殿下御登頂の記念碑あり、皇太子まで登られたとは!山頂から別の2コースがあるが、往路を引き返す。
本山往復だけでは物足りず、石割山往復も考えたが、雲がさらに増え、展望は期待できず、おとなしく下山。⇒トップページ