弥 仙 山
春の草花に彩られた里人信仰の山 みせんさん 664m 京都府綾部市
2011年4月29日(金)小雨→曇 12:35登山口→13:35山頂→14:20下山口分岐→14:55登山口
午前中、八ヶ峰から下山後、舞鶴若狭道:大飯高浜ICへ戻り、舞鶴西ICで降り、県道74号へ。狭い山道を越え、
近畿自然歩道道標に導かれ、登山口駐車場着。先行車2台。予報に反し、まさかの雨になる。小雨だが雨具着用。
信仰の山らしく、登山口に古い石仏・石柱あり。水分神社にお参りし、山道へ。谷筋、渓流を高巻くように
植林中、苔むした石段を登る。里の人たちの守られてきた表参道の気配。程なく山頂下の社を過ぎ、谷筋から
ドーム状の山頂部になる。幸い雨が上がり、陽が射し始め、雨具を脱ぐ。緩やかに山頂部に出ると、趣が一変、
明るい春山の世界。思いがけず、昔、中国山地の山々でよく見たミヤマカタバミの群生。ほとんど花弁を
閉じているのが残念。エンレイソウも多い。若狭湾に面した青葉山で初めて出会い感激したイカリソウも群生。
あっさり山頂に出る。狭い山頂に立派な社が鎮座、境内の雰囲気。三角点はなく、京都の自然二百選の標柱あり。
西方の展望があるが、樹林に囲まれ、展望は乏しい。山頂すぐ下に日置谷(改心の道)への分岐道標あり。
地理院地図だけ持参、ガイド本を車中に残したため、進路に自信がない。磁石で方向を確認し、そちらへ進む。
急な下り後、緩やかな起伏の尾根歩き。八ヶ峰は自然林の趣が良かったが、本山も尾根上、自然林の趣が良い。
日置谷への道標があるが、その方向で良いのか不安。地図に照らしながら進むが、現在地が分からない。
弥仙山回遊コース分岐点の道標が現れ、下山にかかる。15分で林道に降り立ち、川沿いに20分林道を進み、
駐車場に戻る。高齢女性二人に追いつく。地図にある尾根途中から下山する道は荒廃している様子。⇒トップページへ