皆 子 山

登り下りとも野趣タップリの渓流歩きを楽しめる山 みなごやま 971m 京都市左京区

2008426日()晴 9:00足尾谷橋→10:15トチの木→10:55山頂→12:15林道→13:10足尾谷橋

京都・滋賀県境の山、登山口は滋賀県だが、京都の最高峰ということで京都の山に分類。
名神高速:京都東ICから湖西道路へ。真野ICから国道477号、367号を北上。初めてマイカーで鯖街道を走る。
行者山トンネルを抜けすぐに左折するべきところ坂下トンネルまで通過、安曇川沿い地道を引き返す。
足尾(あしび)谷橋付近の広い路肩に駐車。先行車数台。釣り人もいる。スケールの大きい渓流沿い足尾谷を西進、
発電所設備の先から山道。ワイルドな渓流沿い、ロープ頼りに飛び石を伝ったり丸太橋を渡ったり野趣タップリ。
足がかりが乏しく、とまどう箇所もある。石を蹴り対岸へ飛んだらドボン、登山靴の中まで水浸し、大ドジ!
増水時の渡渉は難しい。山登りというより渓流遡行。最初のうち渡渉を楽しんでいたが、いつまでも渓流が続き、
コースアウトしたかと不安。橋から道標は全くなく、踏み跡とテープ頼り。男性グループに追いつき、一安心。
いつしか南進しており、どこでツボクリ谷へ分岐したのか分からず。古老のような大樹が現れ、プレートに
「栃の木を守ろう」とある。ガイド本にあるトチの木か。本ではここまで2時間だが、1時間15分で到達。
全般に渓流、樹林の趣の良いコース。特にこの先、疎林の趣が良い。初めて小道標現れる。
渓流も細く穏やかになる。先週、焼杉山で一輪見つけたイワウチワが次々に現れる。
道中、春の小花が沿道を飾る。広島の山でよく見たミヤマカタバミが点々と咲いている。
谷を詰めるように急斜面をロープ頼りに登り続ける。渓流が自然と消える。渓流始点まで遡行できるのはまれ。
一頑張りで、平坦な山頂に出る。自然林に囲まれ渋い雰囲気だが、色々な山の会の山頂標示でにぎやか。
展望には恵まれないが北西、武奈ヶ岳から蓬莱山へゆったりした連なり。西方から初めて比良山を見る。
道標に従い寺谷へ下る。植林帯の急傾斜の下りから渓流沿いの急な下りになる。踏み跡をたどるが進路不明瞭。
下りも道中、道標なく、ベテラン向きの山。男性的な足尾谷、ツボクリ谷と比べ、女性的で穏やかな渓流。
林道の手前、正午なのに男女グループが登ってくる。皆子谷を登ろうとしたが橋が崩落していて引き返したとのこと。
安曇川沿い林道をのんびり進む。国道367号に出、足尾谷橋へ戻る。登路と比べ下山路は趣きに乏しい。
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