三 草 山
県内の主な山はあらかた登り、最近は他県の山に関心が向いて、六甲以外、県内の山には向かってなかったが、
加東市在住の旧知のY氏との久しぶりの再会を兼ね、Y氏の住まいに近い本山へ。中国道を西進中、雨模様になる。
Y氏宅から国道372号をしばらく北上、登山口道標に従い右折、狭い道を走り抜け、昭和池堰堤下の駐車場着。
先行車数台。休憩舎、案内板、トイレが整備されている。昨日来、蒸し暑い天気。Y氏は半ズボン、自分も半袖シャツ。
うっかり登山靴を持参し忘れ、スニーカーで。半日行程、下山後昼食ということで、食料はペットボトルのみ。
工場脇を過ぎ、採石場跡のような露岩の山肌の見える空き地を抜け、山道へ。道標、道とも整備され、安気に進める。
低灌木帯を緩やかに登ると、昭和池を馬蹄形に囲む本山の連なりが箱庭的に見えてくる。登るにつれ、
池が小さくなり、池を囲む山稜がのびやかに広がる。低山ながら、心地よい開放感、高度感を味わえる。
新緑の季節は素晴らしそう。すでに緑が濃くなり、樹海が変哲ない。ツツジも散っている。北西、眼前、数曽寺山塊、
特徴的な露岩の尾根が見える。通向きのマイナーな山だがお勧めの山。北面、山々の連なりが絵になる。
以前登った山が見えているはずだが山名同定できない。南面、播州平野が広がる。曇天だが薄く雄岡山、雌岡山
まで確認できる。やや急な登りもあるが総じて穏やかな登路。普段、山歩きしていないY氏もしんどさを口にしない。
楽勝で登頂。小テラス状に開けた平坦な山頂、方位板で周囲の山名を確認する。雨が降り出すが、幸い程なくやむ。
登路、数人のハイカーと会うが、山上にも数人の女性グループ。蒸し暑い曇天だが、晴天の前回よりハイカーが多い。
下山路も明るく開けた低灌木帯、露岩の尾根から眼下に昭和池を囲む樹海が広がる。露岩の急斜面を用心して下る。
軽登山靴が良い。下るにつれ、雑林中に入る。しゃべりながら道なりに下ってゆくと、里に出てしまい、あわてる。
昭和池へ戻る分岐を見過ごした様子。引き返すと、ちゃんと分岐道標あり。平坦な樹林中を抜け、池畔に出る。
静かな池面越し本山の穏やかな連なり、気持ちが和む。整備された池畔を進み、堰堤上から駐車場に戻る。
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低山ながら好展望の稜線歩きを安気に楽しめる箱庭的な秀峰 みくさやま 424m 兵庫県加東市
2011年5月21日(土)曇×小雨 8:30登山口→9:35山頂→11:30登山口
前回:2007年2月12日(月)快晴 8:25登山口→9:25山頂→11:00登山口