三 国 山

好展望のなだらかな尾根歩きを満喫できる湖北の名山 みくにやま 876m 滋賀県高島市

琵琶湖北端、東に金糞山、西に本山。先週どちらに行くか迷い、金糞山へ。曇のち晴の予報に迷うが本山を目指す。
名神:京都東ICから西大津バイパスへ入り損ね時間ロス。初めて湖西道路を走るが一車線で車が多く走りづらい。
美しいメタセコイア並木道を抜け、マキノ高原着。スキーゲレンデの高原は広々気持ちよい。広い駐車場に停め、
温泉施設さらさ右脇の道へ。左側を進んでもよい。ゲレンデ右端に登山口。赤坂山歩道の道標と案内板、トイレあり。
遊歩道のような広い道を登り始めると、雨になる。稜線までの中間点、テラス状の広場に休憩舎。武奈ノ木平か。
雨がやみ、やれやれと雨具をぬぐと再び降り始める。この先、自然林の趣が良くなる。全般に疎林。
道が残雪で覆われ始めるが進路は明瞭、足跡もある。ハードな箇所なく、なだらかな高原状の尾根に出る。
雨が小粒のアラレになり、風も強く、顔に吹き付けてくる。赤坂山まで樹木がなく、展望が開けていそうだが視界ゼロ。
本山を目指し、一旦下り、明王ノ禿に登り返す。険しい岩壁がガスにけぶる。本山への夏道は複雑に屈曲、
案じていたが踏み跡を追いながら潅木帯を進む。楽観に反し、踏み跡の進路が不明となり、潅木の中、うろつく。
ダメかと思いつつ、進みやすそうな進路をたどり、高みを目指して進んでみる。たまに赤テープあり。
深い残雪に覆われたドーム状の雪原に自然林の疎林、不安と焦りにとらわれながらその静けさ、美しさに打たれる。
ドームに登り切ると、眼前、本山とおぼしきドーム。適当にコース取りして登り切ると、山頂標示!天気も好転!
眼前、乗鞍岳のボリュームある山塊。背後に赤坂山から大谷山へのなだらかな尾根のうねり。琵琶湖も見える。
満足感に浸り、軽食。下山時、黒河越への下山路を探るが不明。展望を求めて往路を引き返す。
雪原を気ままに逍遥、コースフリーの雪山の自由を楽しむ。明王ノ禿から赤坂山へ、展望を楽しみながら漫遊。
行きには人気がなかったが赤坂山山頂に男性3人。360度の展望。北側、冬枯れの山腹が美しい。
前方、大谷山への山並み。陽の長い時季に歩き通してみたい高原状の尾根。
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2008329日()小雨・小雪→曇 8:50マキノ高原駐車場→10:40赤坂山山頂→12:00山頂→14:55駐車場