三 川 山
心して登る必要がある超急傾斜の悪路の山 みかわさん 888m 兵庫県香美町
来日岳から下山後、車中で軽食、カーナビ任せで国道178号へ。カーブ連続の県道256号を走り詰めると権現着。
思いがけず小学生と父兄の団体でにぎやか。日本三大権現の一つ、さすがに立派な風格の社殿。トイレ借用。
権現前に国定公園と登山口を示す大看板、林道を進むと通行止と入山禁止の看板とゲート。ままよと進む。
渓流の小河原に出たところで進路に戸惑う。テープも道標もない。適当に渓流を渡ると道あり。少し先で、
道が左右に分かれ、左に「三川山A」(シャクナゲコース)の道標あり。この辺りやや荒廃した感じ。とりあえず左へ。
急傾斜の登りが始まる。周辺の山腹の紅葉が陽を受けて輝く。谷側へ傾斜した細々した道、気を抜けない。
100m置きに距離標示、この悪路で2kmは長い!悪路に難渋、あせっても仕方ないと忍の一字で黙々登る。
秋の色に彩られた山の雰囲気、ブナなど樹林の趣は良い。後半、尾根道になるが急傾斜が続く。
山頂まで500mの辺りから作業の騒音、悪い予感。樹林が切れ、作業車両用のドロドロ道に出、ガックリ。
幸い泥道脇にロープを張って歩行者用通路が確保されている。しばらくたどり、道路を横切ると電波施設前に出る。
進路が分からず、左へ進むが三角点が見当たらず。右へ進み、作業中の車両を見ながら立入禁止のロープを越え
電波施設周辺を探すと、泥にまみれた三角点と山頂標示発見!無残な山頂。樹林に囲まれ展望は得られない。
奥之院コース下山口発見は無理かと思いきや、少し先に発見。「三川権現B」の道標あり。しばらくの間、
Aコースより歩きやすい道だが植林帯の中、風情がない。下るにつれ樹林の趣は良くなるが、急傾斜となり、
木枝を掴みながら足をくじかないよう用心しながら下る。樹林の切れ間から紅葉の山並み越し、来日岳が見える。
下れども下れども急傾斜が続き、足も痛くなり、小休止。気を取り直し降り続け、ようやく渓流に降り立つ。
「三川山B」の道標あり。本周回コースが良いか。初心者、子供連れは避けた方が良い。⇒トップページへ
2007年11月17日(土)晴 12:30三川権現→14:00山頂→15:40三川権現