迷岳

大峰の有名峰巡りが終わり、台高の山へ。国道166号を快走、香肌峡へ。意外と開け、人家が多い。県道596号へ。
スーパーでトイレ借用。道なりに走ると、紅葉した809ｍ峰の峻立が目を引く。ホテルへの道標に従い橋を渡ると、
広い空地あり、駐車。紅葉がきれいなパターゴルフ場を左手に見ながら山裾を進むと、橋手前に登山届ポストあり。
観光施設の広い駐車場あり。車道から離れ、川沿いに小道を進むと、登山口あり。小道標やテープですぐに分かる。
最初から急傾斜の登りが続く。約35分で尾根上に出る。この先、飯盛山辺りまで急峻な岩稜が続き、気を抜けない。
所々、ロープ頼りに岩場をよじ登る。稜線上、寒風が吹き、雨具着用。樹林に覆われ、展望はほとんど得られない。
稜線上の樹林は紅葉を過ぎ、茶枯れているが趣は悪くない。途中、振り返ると、樹間から紅葉の809ｍ峰が見える。
飯盛山は、尾根の通過点という感じ。ようやく険しい岩稜帯を抜けるが、総じて穏やかな平坦路はほとんどない。
飯盛山の先の鞍部で、唐谷への分岐道標あり。この先、ブナ林帯、趣が良くなる。尾根も広くなり、気持ちよく進める。
急登後、少し広い山頂に出る。ブナ林に囲まれ、展望はないが雰囲気が良い。東へ延びる尾根道への道標あり。
天気も良くなり、のどかな気分で昼食後、往路を引き返す。改めて山頂付近のブナ林の趣を味わう。
注意していると、布引滝への下山口のテープあり。唐谷側へ下る。急斜面だがジグザグ道で意外と楽に下れる。
30分ほどで沢まで降り、趣の良い沢沿い、大きな滑滝など見ながら進む。沢登りにも良さそうな沢。二ノ滝を見て、
テープに従い上に登ると、林道に出る。正面、平長な三峰山の連なりを遠望。山上では紅葉を鑑賞できなかったが、
切り立った809峰の紅葉をアングルを変えながら鑑賞。午後の陽射しを受けて、道沿いの紅葉もきれい。
山上より、下山後に沢山の写真を撮る。林道を緩やかに下り続けると、廃業した遊園地に出る。遊園地には入らず、
尾根先を回り込むように進むと、登山届ポストのあった橋に出る。険しく辛口の山、小粒でピリッとした印象。
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