間 谷
倒木・流木・土砂で台無しの入門級の小沢 またに 974m 滋賀県高島市
2013年7月22日(月)曇×晴 8:55駐車点→12:50出渓→13:35三重嶽山頂→15:20林道→15:35駐車点
仕事休み日、先週中止した湖北の間谷へ。国道367号を北上、303号に出て左折、少し走り、石田川ダムへの道へ。
ダムを過ぎると、路面に落石などあるが、無事間谷橋着。橋の前後に広い路肩あり。橋から沢へ降りるのに少し苦労。
変哲ない小沢。緊張感なく、散策気分で進む。小滝ばかりだが、ちょっとした岩場を越えるのにモタモタ難渋。身体を
上げられず、カメラとリュックを先に上げ、空身になってようやく上がる。昨年と比べても体の動きが鈍く、老いを痛感。
もう沢登りは無理か。もっと若い時からやっておきたかった。沢中の位置の確認不足を反省、遡行図と照らし、支谷を
確認しながら進む。総じて暖傾斜、小川のような平流が続くのもつまらない。加えて、倒木・流木・土砂が随所に堆積、
進路をはばみ、風情を損なっている。なければのどかな沢だが。中間点の小廊下、3〜4mの小滝3つを巻くとある。
一つは直登、2つ目は無理をせず巻くが、急斜面の高巻き、小滝に労が大き過ぎる。3つ目の滝前に下降してみる。
足掛かりがありそう、何とかクリア。小滝でも直登できると、達成感が大きい。直登できる小滝が多く、ちょっとした
シャワークライムもあり、それなりの醍醐味がある。最大の8m滝は左側に踏み跡あり、容易に巻ける。
次の難所、7m滝は一見難しそうだが、足掛かりが多く、難なく直登。滝は遠巻きに見ず、近づき見るが鉄則。
平流を経て、終盤幾つか小滝で盛り上がる。詰めは急傾斜の細流になる。風情もなく、切り上げて、左の支尾根へ。
疎林に草地の急斜面を15分登ると、尾根道に出る。沢からの脱出は容易。ブナなど自然林の趣の良い尾根、
しばらく登ると、小ドームの開けた三重嶽(さんじょだけ)山頂。二等三角点、山頂表示、高島トレイルの標柱あり。
展望はないが雰囲気は良い。隣接する武奈ヶ岳へ縦走路があり、併せ登るのが良さそう。心地よい風に当たりながら
軽食休憩後、落合登山口へ下山。南東へ長く伸びる暖傾斜の尾根、自然林中、尾根をはずさないよう赤テープを
追いながら下る。終盤、尾根を巻くようにトラバース、西へ急傾斜に下り、林道に降り立つ。登山口標柱あり。15分で
駐車点へ戻る。近畿北部、下り坂の天気予報だったが、幸い雨にはならず。⇒トップページへ