経 ヶ 岳
 長い暖傾斜の尾根歩き、参拝の心持ちで歩むべし きょうがたけ 2296m 長野県伊那市
 2015921日()晴×曇 5:10仲仙寺駐車場→6:25四合目→8:25八合目→9:25山頂→13:00駐車場
前日午後、鋸岳から下山後、登山口の仲仙寺(羽広観音)へ。近くのレジャー施設内、みはらしの湯で入浴と食事を済ませ、リフレッシュ。寺の広い駐車場に他車なし。明るくきれいなトイレもあり、車中泊には最適。比較的よく眠れ、4時起床。着替え、朝食後、出発。広い境内の坂を上ると、本山道標あり。しばらく平坦な林道を進み、道標に従い山道に入る。植林中、緩やかにジグを切りながら登る。昨日のハードな山行疲れかけだるく足に力が入らず、シャキッとしない。昨日の渡渉で濡らした靴、靴下も不快。暖傾斜の尾根を淡々と登り続け、ようやく四合目で息をつく。登山地図には、四合目まで延びる道があり、車で走れれば、行程を短縮できると思案していたが道は見当たらず。以降、一合毎に表示がある。いつになくしんどく、休みたくて次の表示はまだかとチラチラ時計を見ながら歩み続ける。暖傾斜の登りがずっと続き、いささかダレる。道中、樹林の趣が良いのが救い。七合目小ピークで先行男性に追いつく。進路を変え、緩やかに登り切ると八合目テラス。初めて展望が開け、気分が晴れる。眼前、朝靄の上に浮かぶシルエットは甲斐駒ヶ岳〜鋸岳か。目を転じると、樹林越し、意外な大きさで中央アルプス。昨日同様、ガスが湧いて視界が開けず残念。この辺りから秋色の樹林の趣が一層良く、お花畑もある。足取りも少し軽くなり、表情の良い石仏を見て、快調に穏やかな山頂着。観音様の石像や石碑あり、昔お経を収めた信仰の山の気配がある。山頂から少し進み、展望を求めるがガスっていて残念。往路を引き返す。登ってくる数人とすれ違う。帰路、やはり八合目付近の趣が良い。下山後、羽広観音案内板を見る。農耕馬の守り神、農民たちが馬を引いて大勢参拝、にぎわったとある。みはらしの湯で入浴、食事を済ませ、安平路山登山口への移動を急ぐ。⇒トップページ