穏やかな渓相の中に現れる無名の大滝に感動 くそぎだに 1255m 鳥取県若桜町
2018714日()晴 8:25駐車点→9:25入渓→11:20幻の滝13:00出渓→13:45大段17:05駐車点
先々週の大雨から一転、晴天続き。暑さも本格化、今年は遅ればせの沢歩き始め。ガイド本の初級の沢はあらかた遡行。中級以上の沢は、単身、空身で向かうには危険。ガイド本から離れ、地図で無難そうな沢を物色。ネット情報「若桜から山便り」紹介の「幻の滝」と、登り詰めると大段に出るところに惹かれ本谷へ。大雨の被害が心配だったが無事、本谷出合着。国道29号脇の広い路肩に駐車。川沿い舗装道を進み、道が川から離れる所で川沿い植林中を進む。朽ちた「幻の滝」案内板あり。渓流の趣は良く、入渓点を探す。林道が渓流を横切る地点から入渓。かなりの水流だが総じて穏やかな沢、緊迫感なく安気に進む。案内板には滝まで50分とあるがなかなか現れない。小堰堤を越えてすぐに階段状滝。この滝かな?快適に岩の階段を登る。しばらく進むと、逆くの字状の滝。これこそ幻の滝か?直登できず楽に巻く。しばらく穏やかな渓相の中を進み続ける。と、大滝!心中、歓声。これ程の大滝とは。名渓の名瀑並みだが地図に何の表記もない。階段状の斜瀑、度胸があれば直登できそうだが、下段テラスまでは登り、左から無難に巻き登る。その先の滑滝も良い。渓相が一層穏やかになる。水流が途切れず、大段北東の鞍部のすぐ下で出渓。鞍部までヤブもなく楽に出る。山頂まで竹ヤブに覆われているが踏み跡らしきをたどれば、ひどく難渋せずに進める。ヤブ中に埋もれた三角点発見。雰囲気の良い三ノ丸が見えるが、三ノ丸から家の谷川を下るのは時間的に無理。南西に伸びる尾根を下ろうと進むが、ヤブがひどく、断念。往路を戻る。大滝までは沢沿いに適当に下る。大滝から先は整備された滝見道を快速で下る。適当な所まで車で入り、大滝上の滑滝まで遡行し、滝見道を下るのが良い。大段はお勧めしない。トップページ