黒 岳
河口湖越し富士を見ながら気持よく歩ける尾根道 くろだけ 1792m 山梨県富士河口湖町
2009年6月7日(日)晴 8:55浅間神社駐車場→11:40山頂→13:50大石峠→14:45車道→16:10駐車場
週末不順な天候続きだったが久しぶりの好天! 東名高速:御殿場ICから東富士五湖道路を経て、河口湖大橋を渡る。
三ツ峠山登山口の浅間神社駐車場に停めたが、久保田一竹記念館駐車場にも停めれそう。記念館脇の車道を川沿いに進むと、
野天風呂天水の建物が現れる。手前で右手の小橋を渡り、川沿いに進むと、作業場に出る。道が伸びているが、そちらへ進まず、
尾根に取り付く山道へ。登山口に道標やテープは全くない。いきなり急登が続く。前日の雨上がりのすべりやすい急斜面、
木枝をつかみながら登る。自然林の中、蝉しぐれを聞きながら、きついが気分は悪くない。「広瀬」と記した下山標示が時々現れる。
急傾斜で下山路として利用されるようだ。途中、暖傾斜になる所もあるが総じて急傾斜続き。ロープを張り渡した個所もあるが、
もっとロープが欲しい。中間点で主尾根に合流、登山地図にある板取沢への分岐は分からず。展望のない中、黙々登っていると、
ひょっこりアツモリソウと遭遇!自然のものは初めてで感激。沿道、白い小花が彩る。山頂の手前から
河口湖越し富士が見えるようになる。こちらの山々は、色々なアングルから富士を仰げる。何度見ても富士は気高い、
”日本一の山”というフレーズが素直に響く。登り切ると、大勢のハイカー。山頂かと思いきや、山頂南の展望台。富士を見ながら軽食。
平坦路を少しで山頂。展望はないが雰囲気は悪くない。三角点が大きく立派。破風山方向の縦走路へ。急斜面を下ると、
暖傾斜の縦走路が続く。自然林の中、気持よく歩ける。新道峠まで3か所ほど富士側の斜面が切り開かれ、河口湖越し富士を展望できる。
富士撮影が目的のカメラマンも数人。新道峠から中藤山を経て大石峠まで縦走するが、新道峠までの縦走路ほど趣は良くない。
長時間歩きたくなければ新道峠から下山した方が車道歩きも短くて良い。富士展望の個所もあるが、アングルが変わり余り良くない。
大石峠は、草原の斜面にツツジとアヤメが咲いて気持のよい空間。さらに縦走路は続くが、進む人は少ないようで道は細くなる。
峠からの下りは急斜面だがジグを切りながら楽に下れる。古道の趣があるが植林帯で面白味のいない道を淡々と下り続け、
未舗装道に降り立つ。それからの車道歩きが長い。くたびれるが、河口湖が見えてき、少し気を取り直す。
今回の登路は、登路としては余り利用されてないようだ。東の御坂山〜新道峠間の縦走がお勧め。⇒トップページ