堰堤が風情を損なっている谷 こうざだに 兵庫県芦屋市
2011年6月10日(金)曇 7:55阪急:芦屋川駅→8:20高座滝→8:55奥高座滝→9:55道畦谷東尾根→10:20航空母艦岩
曇のち雨の予報だが、明日以降、雨模様。先日来気になっている高座谷と八幡谷を再訪。久しぶりに高座滝へ。
小規模で変哲ない印象だったが今日は趣を感じる。中央尾根を登り過ぎではと案じていたら、本谷への道標あり。
堰堤上の河原に降りる。大岩の点在する気持ちの良い場所。沢の両岸に道あり、沢に近そうな左側の道をたどる。
2つ目の堰堤を越えた辺り、大石が沢を埋め、本谷のハイライト部か。飛び石で沢を渡り、堰堤を高巻く。
水平に近い穏やかな沢になぜこれ程堰堤を作っているのか。堰堤さえなければ、のどかな沢歩きを楽しめる良い谷。
二重の堰堤が現れ、道標が荒地山と通行禁止(スリップ事故あり)に分岐。荒地山方向へ登ると、沢から離れるため、
通行禁止の方へ、二重の堰堤の間に降り、高巻く道を進む。小さくなった沢に降り、キャッスルウオール下に出る。
道標に従い沢沿いに進むと、短時間で奥高座滝。左右に滝があり、右の方が落差が大きいが、左が奥高座滝。
先日は、キャッスルウオールまで戻り、右の滝を高巻いたが、奥高座滝右横の岩壁を登れば道があると予想、
よじ登る。しかし、道はなく、岩ゴロゴロの小沢をよじ登ると、キャッスルウオール基部から谷を高巻くように伸びる
良い道に出る。道なりに進むと、登りになり、大岩上に松が一本生える黒岩に出る。荒地山南面の岩場を一望。
先日、荒地山への尾根道の途中からプロペラ岩へ抜けるのに失敗。逆コースでチャレンジ。黒岩から少し登り、
右の枝道へ。足場の悪い道を慎重に下り、プロペラ岩基部から少し下ると、踏み跡が左上と右下に分岐。テープは
左上を指しているが、すぐに岩場になり、先日は右下へ下る。この道は岩梯子の下部に出る。岩場をよじ登ると、
踏み跡が続く。再度、岩場を越えると、先日、引き返した地点に出る。岩場で道が途切れ、前進をあきらめたと分かる。
黒岩、プロペラ岩がよく見える(プロペラに見える)。道が明瞭になり、荒地山への尾根道に出る。少し下ると、
岩梯子上の展望の良い岩場。岩場を下る道から左へ分岐する明瞭な道がある。以前、登った道畦谷東尾根下山口。
「通行止 この先道がありません 芦屋市」の警告板があるが、明瞭な道がある。総じて急傾斜だが、慎重に下れば
危険個所もない。途中の岩場から街並みの展望が開けるが、道畦谷北尾根と比べると展望、趣とも劣る。
道畦谷に降り立つと、男女が北尾根への道を探している。この辺り、進路が分かりにくい。教えてあげる。
谷沿いに登れないか、左方の谷へ進んでみる。テープやペンキマークが少しあり、堰堤を越え、しばらく進んでみるが、
荒廃した谷。谷が左右に分岐、進みやすそうな右(北)へ進んでみるが、踏み跡もなく、荒廃がひどい。強行すれば
北尾根に出そうだが引き返す。帰宅後、調べると、右は三倉谷、左は中ノ谷、いずれも登れそう。⇒トップページへ