高 野 三 山
高野山奥ノ院の裏山散策周回コース こうやさんざん 1009m 和歌山県伊都郡高野町
2010年5月31日(月)曇 9:35中の橋駐車場→10:30摩尼山→11:15楊柳山→12:25転軸山→13:00駐車場
先週末、仕事で山行できなかった分、休暇を取り、3日連続山行。以前から行ってみたかった高野山の山へ
人と車の少ない平日に向かう。予報ほど好天ではないが、展望は期待できそうにない山。国道310、317号を南下。
河内長野まで出勤・通学の人と車が多い。紀見峠は意外と暖傾斜、楽に越える。橋本から高野山への道路に入るが、
カーブの連続にウンザリ。2時間半で無事、中の橋の大駐車場着。観光地なのに無料はありがたい。
目の前が奥の院参道入口。若い日に訪れた地、企業などの大墓石が並び、奥には歴史上の名家や人物の
苔むした墓石も多い。杉の巨木の林立する中、森閑とした霊気。外国人を混じえ、観光客が結構多い。
直進し、無縁仏のピラミッド前を過ぎ、境内へ入らず、右へ道なりに進むと、山道道標あり。以降、この道標が
整備されているが、高野山女人道とある。女人禁制の時代、女性はこの山道をたどったのか。道標に従い、
林道からはずれ、山道に入る。雑林中、登り10分で摩尼峠着。峠から登り15分で最初の摩尼山着。
樹木に囲まれた狭い山頂に社が祭られている。他の二山の山頂にも同様の社があり、同様の雰囲気。
予想通り、樹林中、展望の開ける個所がない。小さなアップダウンはあるが、楽に進める歩きやすい道が続き、
山歩きというより、奥の院裏山散策という感じ、安気だが物足りない。高野山自体が高所なため、高度感もない。
新緑の中、ホウチャクソウが点々と沿道に続くが、盛りを過ぎてどれも少し痛んでいる。稚児ユリも点々と咲く。
子継峠から車道に出るまでの間、木々の緑の中、渓流あり、蛙や鳥の鳴き声あり、雰囲気が良い。車道を横切り、
最後の転軸山への登り道、鮮やかな緑と木立に心が洗われる。山頂の道標は進行方向を指しており、
ガイド本にある進路には×マークが付されているが、×マークの方へ下る。下り20分で弘法大師廟裏側に出る。
神聖な大師廟をけがすため、こちらへの下山を禁じているのか。大墓石群を眺めながら短時間で駐車場に戻る。
満車、休日だと早出しないと駐車が難しそう。小雨の中、またウンザリしながら車道を下る。⇒トップページへ