神 野 山

鍋倉渓の奇岩と展望が素晴らしい森林公園の山 こうのやま 618m 奈良県山辺郡山添村

2011226)快晴 8:40森林科学館→9:25山頂→10:05天神社→10:55森林科学館

関西全域、快晴の予報、あいにく夕刻から退職祝賀会。短時間で登降できる本山へ。路面凍結の恐れが減り、
久しぶりに車で出る。名阪国道:神野口ICで降り、月ヶ瀬方向へ左折、県道214号を道なり、茶畑の中を走る。
程なく助命の交差点、森林科学館への道標に従い、狭い道を上る。程なく科学館駐車場着。施設やトイレあり。
展望台から東面の展望が大きく開け、清々しい。科学館前の車道を北上、塩瀬地蔵、大師の硯石を見物後、
15分で鍋倉渓着。黒い岩々が川状に浅い谷を埋めている。案内板によると、地質の風化が進む中で、
固い岩だけが残り、谷に堆積したもの。地質学的にめずらしく、天然記念物指定。地元研究会では、古代人が
岩の川を天の川になぞらえたものとも解説。一帯、森林公園として整備され、岩の川沿い遊歩道を緩やかに登ると、
天狗岩あり。ここから短時間で丘陵状の開けた山頂部に出る。小さな塚の社を見て、立派な展望台に上ると、
360度の展望!平板でやや印象が弱いが空間の広がりが素晴らしい。南面、額井岳方面の連なりが絵になる。
眼下、冬枯れの草木や樹林も趣がある。道標・遊歩道の整備された登路と比べ、北への下山路は道標がなく、
やや分かりづらい。磁石で方位を確認、電波塔左側の道を下る。T字路を右へ下ると、北野バス停への道標あり。
道標に従い下り、のどかな里を抜けると、車道に出る。右へ進むと、程なく朱の大鳥居あり。天神社は室町時代の作、
国重要文化財。それらしい風格、気品あり。車道へ戻り、路地に入ると、別の鳥居あり。その脇の狭い道を進む。
少し先の路傍に摩耗した小石仏群あり。ひなびた素朴なお顔。さらに進むと、分岐点に石仏あり。ガイド本を確認せず、
道なりに進み続け、進路ミスに気づき、引き返す。分岐点で左折する。この先で東面の展望が開けるが平板。
山麓の車道をのんびり進み、鍋倉渓入口へ戻り、往路を引き返す。行楽向き、物足りない。⇒トップページ