甲武信ヶ岳

若かりし日、社会人生活が東京で始まる。東京暮らしに慣れてきたころ山歩きを始め、奥多摩、秩父の山々へ。
山小屋泊の山行は敷居が高く、日帰りでは大菩薩嶺あたりまでが限界。その先にある甲武信の山名に惹かれる。
他のハイカーに「こうぶしん」と話し、「こぶし」と返され赤面。その呼び名に一層惹かれる。
その後、30歳代に再度東京生活、テント持参で山行するまでになっていたが、本山は登らずじまい。
その思い残る山へ思い立って向う。「百名山」を読むと、山自体は特徴に乏しいとあり意外。
どうやら三州の境界をなす点が値打ちの山。ともあれあこがれの山へ。もう一つのあこがれの山、
瑞がき山までの縦走にチャレンジ。途中、国師ヶ岳、金峰山を通過、100名山3、300名山1をクリアできる!
雁坂峠から縦走したいが、ゆとりがなく、最短の西沢渓谷からのルートに。前夜、終業後、新幹線で新横浜へ。
翌8:30ころ塩山駅着。3人連れハイカーとタクシーに相乗り、9時過ぎ渓谷入口着。道の駅で軽食、登山口へ。
植林のようなシラビソ林の中、急登が続く。道は緑の苔に縁取られ、グレーのシラビソとハーモニーをなす。
シャクナゲが多く、これほど多い山域は初めて。花期は素晴らしそう。シラビソ、苔、シャクナゲ、縦走中ずっと続く。
展望はほとんど得られないが、中間点の岩場で、南方、鶏冠(とさか)山越し、乾徳山方向の展望が開ける。
鶏冠山は、その名のとおりの山容、国師ヶ岳への縦走中、アングルを変えながら特徴的な山容を見せ続ける。
雁坂峠からの道と合流する辺りから暖傾斜、ほどなく木賊(とくさ)山頂。樹林に囲まれた狭い平坦地だが
立派な三角点あり。下って甲武信小屋へ。丸太で覆われ山小屋らしい雰囲気。意外と設備は良くない。中レベル。
主人はおしゃべり。3連休初日、客は7割の入り。夕食後、山のビデオ鑑賞会があるが寝不足、早くから寝続ける。
4:00起床。日の出を見ようと、同宿の女性と共に山頂へ急ぐ。山頂からは東面が見えず、少し引き返すが曇天、
雲が赤くなった程度。三角点のない山頂に「日本百名山」の大標示、俗っぽい。
曇天ながらこれから向う国師、金峰の山並みを展望できたのが幸い。
トップページ

甲州、武州、信州の境界をなす100名山 こぶしがたけ 2475m 山梨県山梨市

2007922日()晴→曇 10:10徳ちゃん新道登山口→15:10甲武信小屋翌5:15→5:30山頂