滝 本 北 谷
美瀑、滑床・滑滝、嵓と3拍子揃った初級の たきもときたんだに 和歌山新宮市
 2017527日()晴 9:15引土橋→9:35筆藪滝・入渓→10:50部屋滝→12:30ケヤキ原滝→14:2514m滝→14:55堰堤・出渓15:50尾根鞍部→17:10巡視路17:45引土橋
好天の週末、車中泊で南紀の初級の沢と関西100名山:嶽ノ森山を目指す。所要時間が長いため4時起床。国道168号を延々南下、小口への道標に従い県道44号へ。ウネウネ山間を走り続ける。不安になってきたころ、峠を越えて別天地のような滝本集落着。引土橋先の広い路肩に駐車。川沿いの林道終点からすぐに筆藪滝が見える。軽四が駐車。釣師か。滝を巻くのは一見難しそうだが、左壁の踏み跡をたどり難なく滝上に降り立つ。苔むした岩ゴロゴロの渋い沢。心身が馴染まず、モタモタ進む。入渓40分で越前谷との分岐。前方に猿手滝を見て右へ回り込むと、奥に部屋滝。滝前まで行き、引き返す。猿手滝の方へ登ると、先行者3人。滝見物の人。釣師でなく安心。滝の右手の垂壁にロープあり、よじ登る。踏み跡をたどり部屋滝落ち口に降りる。見下ろす滝壺の緑がきれい。しばらく滑床・滑滝が続く。高い嵓も本谷の特徴。南紀の沢は滑床・滑滝・高い嵓が特徴か。軽食休憩中、完全沢装備の若い男女が急斜面を降りてくる。下降?少し進むと、本谷最大のケヤキ原滝30mに対面。本谷は要所に小道標あり、巻く方向を示す。ガイド本の説明よりネット情報「さわナビ」の説明が分かりやすい。滝右手の岩壁沿いに進み、壁が切れたところで折り返し、滝上に出る。少し進むと、屏風滝。右の枝谷手前から巻き、枝谷を横切り、滝上に降り立つ。目の前に亀壺ノ滝。左の急斜面から容易に巻く。その後、平坦な滑床が続く。傾斜した滑滝は、端を無難に進む。ロープもある。滑床と高い嵓が絵になる。ここまでがハイライト。この後、大岩ゴロゴロ、前進に難渋。穏やかな河原になり、ダレてくる。進路を間違っていないか不安になったころ最後の14m滝が現れる。右の急斜面から踏み跡をたどり巻く。再び滑床・滑滝が現れ、ようやくゴールの水取堰堤着。分かりやすい下山路がない点が不安。沢沿いの巡視路をたどり、プラ階段を登り、小尾根上に出る。進路が2分。左のプラ階段を登り、尾根上まで登るが進路不明。戻り、右へ進むと、鞍部に出る。ガイド本では、巡視路を下り、本谷沿いに下降、途中から巡視路で下山するが、ネット情報では北谷と本谷を分ける境界尾根をたどる。鞍部から尾根を登ると、ネットフェンスに出る。右へフェンス沿いに進むと、眼前に見える目標の尾根に入る。フェンス沿い、赤いプラの境界標柱を確認しながら進む。ブッシュは少なく、難渋せず進めるが道や道標はない。左手に広い草原を見て進むと、右方、開けた伐採地になる。フェンスから離れ、赤いプラ標柱をたどり下降。それ程急傾斜になることなく、コンクリート板敷の巡視路に出る。これをたどり無事下山。明日の登山口近くへ移動。県道45号から43号への分岐を見落としたり、間違って未舗装の林道に入り、車を傷つけたり散々な失敗。夜8時過ぎ、ようやく道の駅:瀧ノ拝太郎着。きれいな施設。遅い自炊後、静寂の星空の下、気持ちよく車中泊。⇒トップページ