紀泉アルプス
自然林豊かな変化に富んだ好展望の縦走コース きせんあるぷす 490m 大阪府阪南市
2010年5月9日(日)晴 8:30JR山中渓駅→10:05雲山峰→11:25大福山→12:25札立山→13:10飯盛山
→14:25南海本線:岬公園駅
「関西の山 日帰り縦走」紹介の歩行距離20キロ、所要7時間のコース。豊かな自然林と大展望とあり、惹かれる。
JR堺市駅から乗車。本数が少なく、各停で1時間を要す。山中渓は小さな集落だが旧街道の宿場で栄えた所。
駅から少し南下、踏切を渡り、ハイキング道標に導かれ、山道へ。雑林中、急登を経て程なく尾根に出る。
パノラマ台へ寄り道。関西空港方向の展望が開けているが、裸で汗拭き中のオジサンがいて興醒め。
自然林のトンネルの中、暖傾斜の道を急ぎ足で進む。ほとんど植林中の金剛山脈の尾根道を歩いていたので、
雑林とは言え新鮮。長い尾根歩きの後、最初の目標、雲山峰着。石柱と三角点があるが展望は期待はずれ。
10数年前、小学低学年の息子を連れて訪れているはずだが記憶と様相が違う。少し進むと、分岐点に道標あり、
六角堂と落合の方向を指す。迷うが六角堂方向へ。しばらくで地蔵山着。眼前、大きく展望が開け歓声!
眼下に紀ノ川河口と和歌山の街並みが広がる。次の井関峠へ進路を大きく転じるが、そのまま進むと、
雰囲気のとてもよい開けた展望地あり。ベンチが整備され展望を味わっていると、ラジオをガンガン鳴らしながら
高齢者がやってくる。おまけに進路が同じ、しばらくこの騒音にイライラ。井関峠から大福山へ登り返す。
途中の籤法ヶ岳は巻き道があるが東・西峰とも山頂の雰囲気は良く、展望も少し開けている。寄り道を勧める。
大福とはお目出度い、山頂は小社と立派な石柱あり、雰囲気が良い。趣の良い自然林の下、ベンチが整備され、
中高年が談笑中。正面、飯盛山の下に深日港を展望。春霞か黄砂かもやっており、淡路島が薄く見える。
軽食休憩後、札立山を目指す。地元ハイカーにつかまり、しばらく付き合うが、失礼して先を急ぐ。
大福山〜札立山間の自然林の趣が特に良い。淡い新緑と淡い紫のツツジがマッチして美しい。沿道、終始、
ツツジの彩。笹ユリが有名らしく、道中、点々と赤テープ付のポールが立っている。地元ハイカーの話では
笹ユリの咲く地点を示す。保護を訴える掲示もあるが逆効果にならないか。札立山から先は道標が少なくなる。
飯盛山から眼下、深日港が近く見える。居合わせた夫婦ハイカーに聞かれ、山中渓からと言うと驚かれる。
飯盛山から先はほとんど道標はなくなり、進路もウネウネ変わり、やや不安になる。途中、振り返ると、文字通り
マイルドな山容の飯盛山。帰路を急ぎ、提灯講山は分からず通過、かなり進んだ所で、眼下、みさき公園。
あじさいロードを下り切ると、妻の実家がある住宅地に出る。実家の裏にこれ程自然林豊かな山があるとは。
住宅街を下り切り、馴染みの岬公園駅着。⇒トップページへ