繖 山

山上に山城跡と名刹をもつ好展望の山 きぬがさやま 432m 滋賀県蒲生郡安土町

201152日()晴 11:15安土城考古博物館→12:05山城跡→12:45山頂→13:25:北腰越→14:05安土山→14:50博物館

雪野山から下山後、駐車場を求めて山麓の博物館へ。予想以上に大きく立派な博物館、駐車場も広い。
山麓の新緑が陽を受けて輝く。ガイド本では、観音正寺の表参道:石寺楽市側又は能登川駅から登るが、
駐車場からの便の良い桑実寺から登る。博物館一帯整備され、山麓の遊歩道を進み、道標に従い桑実寺へ。
新緑の中、苔むした石段を登り、本堂で入山料300円を払う。長い石段を登り切ると、朽ちた石垣の残る観音寺城跡。
樹木が茂り、城跡の雰囲気は乏しいが平坦地に案内板あり。道標に従い観音正寺へ。三角点への分岐を見送り、
満開の山桜を見て、短時間で境内裏手に出る。予想より大きく立派な寺。参拝者も結構いる。南面の展望が開け、
雪野山、三上山など近江の名峰を一望できるが、黄砂がひどく、ほとんど視界がきかない。晴天なのにうらめしい。
境内を見て回った後、三角点へ。山道を登り、狭い山頂に出る。小表示と三角点あり。地獄越の長い縦走路への
分岐あり。安土城跡へ向かい急傾斜を下る。前方、安土山が薄ぼんやり見える。黄砂がなければ、
琵琶湖越し比良山が見えただろうに。桑実寺や博物館への下山路を見送り、尾根道の階段を下り続ける。
時々視界が開けるが、展望がないためややだれる。下り切った所が北腰越の車道脇。車道沿い遊歩道を進み、
短時間で安土城跡入口着。有料駐車場や休憩所、トイレが整備され、観光客が多い。入場料500円を払い、
観光客に交じって広大な石段を登る。安土城は有名だが、これ程壮大な城跡が残っているとは!
信長の壮大さを実感。途方もなく大量の石が使用され、石仏まで徴用されている。順路表示に従い石段を登り続け、
ゴールの本丸跡着。眼下に西の湖、天守閣から信長が見たのと同じ景色を見ている感慨。往路を引き返し、
途中からハ見寺の方へ。古い三重塔と山門・仁王像が残る。山麓を巻いて往路の石段に戻る。水田帯を抜けて、
博物館へ戻る。繖山をバックに絵になる。⇒トップページ