金 時 

屹立した急登に耐え、素晴らしい展望の山頂に出る きんときざん 1212m 静岡県駿東郡小山町

2009411日()快晴 10:00足柄駅→11:10足柄峠12:40山頂→15:00明神ヶ岳→16:30最乗寺    

4月3日、神戸から横浜に転居、初めての単身赴任。荷物が少なく、何とか落ち着いた週末、こちでの初山行。
横浜起点に行けるだけの300名山を目指し、金太郎伝説の金時山へ。全国的に快晴、初夏の陽気、薄着で出発。
JR御殿場線の本数が少なく、国府津駅で待たされる。車窓から富士がきれい。明神ヶ岳、本山も見える。
別名、猪鼻山の名のとおり。無人の足柄駅下車。素朴な金太郎像が良い。金太郎像の付いた道標に従い足柄古道を進む。
素朴な里の人たちが挨拶をしてくれる。趣の良い渓流沿い、平坦な林道歩き。途中、銚子ヶ淵を見る。スミレが沢山咲く。
県道に合流後しばらくで再び古道に入る。MTBが次々と駆け下ってくる。趣の良い灌木の中、しばしの登りで県道に出る。
振り返ると、純白をまとった富士が全身を見せる! 峠の足柄城址から富士、本山などの展望が素晴らしい。
峠から尾根伝いに車道が伸び、単調な車道歩きにやや興ざめ。車道終点にかなりの台数の車。車で来る人が多いようだ。
眼前、屹立する本山を見上げる。これを登るのか。暖傾斜続きからいきなり急登続きになる。1月ぶりの山行にはきつい。
所々丈夫な鉄ばしごやロープが設置されている。登り下りのハイカーとすれ違う。峠から気軽に来れるので、
子ども連れや軽装の人が目立つが半端な登りじゃない。最後まで急登、山頂に抜け出ると人で一杯。人気の山のようだ。
茶店入口前に踏みつけられたような三角点。展望は素晴らしく、富士はもちろん、箱根山を中心に外輪山を一望。
大勢の人に交じって軽食後、引き返すか明神ヶ岳まで縦走するか迷う。思い切って縦走路へ。しばらく急な下りだが、
登りとは対照的な笹原のなだらかなうねりの先に大きなドーム状の明神ヶ岳。緩やかな起伏を急ぎ足で進む。
背の高い笹原のプロムナード、樹木の趣も良い。矢倉沢峠を過ぎると、人も少ない。振り返ると、本山が個を放つ。
火打石岳まで長く感じる。展望は良く、進むにつれ箱根山がアングルを変える。眼前に大きい明神ヶ岳を目指し、
最後の頑張り。尾根の途中のような平長な広い山頂から改めて本山を振り返る。強羅側へ下る方が早そうだが、
最乗寺側へ下る。暖傾斜の下りが続き、くたびれ切った足にはありがたい。途中、スキーゲレンデのような草原を通過、
樹林帯を抜け、立派な伽藍のお寺着。バスの本数が多く、程なく乗車。大雄山駅からの電車の便も良い。⇒トップページ