金 峰 山

2007923日()雨 大弛峠13:00→15:30山頂→16:00金峰山小屋翌5:30→6:00山頂

ガスに閉ざされ展望は得られないながら雨さえ降らなければと念じるが、大弛峠から登りにかかるころから小雨。
先日の山行で雨具を着用せずずぶ濡れになった反省から早々に雨具着用、後続の女性に気が早いと笑われる。
峠から本山を目指した軽装のハイカーが次々と下ってくる。皆、雨を予想していなかったのか雨具着用は少ない。
峠から中間点の朝日岳まで標高差200m強、シラビソ林の中、黙々と登り続ける。
朝日岳も南面の展望が開けているが、ガスで視界ゼロ。急傾斜の降り後、本山へ緩やかに登る。
雨が止みそうで雨具の上を脱ぎ、下も脱ごうかと迷っていたら本降りとなってくる。樹林帯を抜け、ガスの中、
巨岩を積み重ねた山頂着。先行の高齢男性、後続の女性の3人。疲労と雨とガスで、100名山登頂の感激なし。
眼前、薄っすら見えていた五丈石もすぐ見えなくなり、向う元気なく山小屋へ下る。低潅木帯の中、岩づたいの道、
歩きづらくイライラ。岩塔のオブジェが点在、山小屋も屏風のような岩塔を盾にしている。小屋に入ると暖房で暖か。
受付前にオジサンが雨具類を干してくれ、ありがたい。設備は甲武信小屋より悪く、中の下程度。
トイレ、自炊場も小屋の外だが、冬季避難小屋を兼ねた自炊小屋はきれい。荷物はこちらに開陳。
自炊は、後続の女性、親子(大学生)連れ、同年輩男性の5人。客は少なく、雨音を聞きながらあきらめ気分で寝る。
4:00起床、幸い雨が上がり、ガスが多いものの昨日より視界が開けている。再度山頂へ登り返す。
本山のシンボル五丈石は山頂からは台形だが、通過して西から見ると鋭く屹立。正面から登ろうとして断念、
後で地図を見ると、北側から登れるとある。瑞がき山への鋭角の岩稜の連なりが印象的。
山名は、甲州側からは「きんぷ」、信州側からは「きんぽう」。⇒トップページ

散在する岩の重なり、自然の妙に感じ入る100名山 きんぷざん 2595m 山梨県山梨市