菊 水 山
連日の雨が上がり、はやる気持ちで近場の山へ きくすいやま 458m 神戸市兵庫区
2021815)曇 13:55自宅菊水ルンゼ南尾根→16:20山頂→18:20自宅地図
1週間ほど前から日本列島近くに前線が停滞、この時季異例の雨天続き。各地で水害が報じられている。昨日は終日雨。自宅にずっとこもっていると精神衛生に悪い。夕方、傘をさして1時間程散歩。幸い今日は昼には雨が上がる。昼食後、テレビ視聴を切り上げ、一番安気に行ける本山へ。先日、好日山荘で買ったシリオの登山靴の試し履き。やはり、山行は気分が良い。昨日のクサクサした気分が晴れる。近くの湊川は意外と水量が増えていない。烏原貯水池を過ぎ、車道から見下ろす渓流はごうごうの奔流。菊水ルンゼ東尾根から登ることにし、石井ダムの長い階段をポツポツ登る。まだバテてはいない。ダム上から放水口を見下ろす。ダム湖はそれ程の水量ではない。かつては氾濫し、災害をもたらした湊川の治水は万全のよう。ダム湖西岸の車道を進む。ダム湖越し正面に菊水ルンゼ(桃色線)と南尾根(地図の破線)方向の岩稜がよく見える。妙号岩前を過ぎ、大橋を渡った所から右へ。地理院地図には山道線が引かれているが、登山地図には記載がない。踏み跡をたどりダム湖東岸の斜面を進む。踏み跡を見失うと周りを探り再発見。ルンゼ入口まで踏み跡がある。普段涸れたルンゼが沢と化し、これ程の水量は初めて。ルンゼ沿いに少し登り、渡渉。適当に急な尾根に取付くと、踏み跡とロープあり。急な尾根上に出ると、山頂まで明瞭な道がある。最初の1/3は痩せた急な岩稜。気を抜けず、木枝や岩をつかみながら登る。足掛かり手掛かりが多いので危険は感じない。ルンゼ越しに見る隣の尾根の険しさ、眼下の石井ダム、ダム越しの市街など珍しい景観。中間点で傾斜が緩くなり、山頂まで普通の山道。階段の多い一般道の長い登りはきつくバテやすいが本尾根からは短時間で登れる感じ。それでも雨上がりの蒸し暑さ、バテ気味で登頂。ハイカー数人。市街や神戸港の馴染みの景観を展望後、十分に水分補給。一般道をポツポツ下山。トレールランナーやハイカーと遭う。皆、雨上がりを待っていたよう。靴のサイズなど履き具合は良いが足の疲労感が強いのが気になる。靴のせいではなく歳か。歳なりに無理のない山行を楽しめたらと思う。⇒トップページ