菊水ルンゼ
関西全域、雨模様の予報。六甲の未踏コースにチャレンジ。菊水ルンゼ(溝状の岩場)は、ガイド本・登山地図では
「六甲谷歩きラストトライの課題。岩登り経験者のみ」とあるが、ネット情報では無理なく登れそう、取り付き点も分かる。
神鉄:鈴蘭台駅から線路沿いに南下、立派な車道が石井ダムへ伸びる。散歩者がチラホラ、ジョギングにも良さそう。
烏原大橋手前、電柱に赤テープ、黄ロープが張られている地点がルンゼへの入口。先に妙号岩を見に行く。
岩壁に「南無阿弥陀仏」の彫刻。ダムまで行く。ダム周辺、散策路として整備されている。ダム中央から見下ろす、
さすがにゾッ!引き返す。対岸からルンゼを見上げる、垂直の深い切れ込みに怖じけ、登れるのか?
ルンゼ入口からテープと踏み跡をたどり、斜面を水平に進む。なぜか、ペットボトルなど大量のゴミが散乱、超不快!
悪路を慎重に進み、石ゴロゴロのルンゼ下部に達する。岩に赤矢印があるが進路に迷う。辺りを探索、溝状地の中、
四角岩に矢印発見、これに従い上に登る。溝状地を横切ると、ルンゼ南尾根道に登ってしまうので注意。
岩場の登りが続くが、難所にはロープあり、ロープがなくても何とか登れる。それほど恐怖感はない。少し登ると、
左右にロープがある。ネット情報では、左は計測器のある峰に出る。右へ登る。振り返ると、妙号岩が目線の下、
ルンゼをよじ登っている実感に満足。ルンゼ終点に木片道標2枚、「展望」と「山頂」。「展望」の方へ登ってみる。
岩場の突端から素晴らしい展望!眼下、ダム湖を一望。引き返し、「山頂」の方へ少し登ると、
ルンゼ南尾根の明瞭な道に出る。出口に、リボン結びの赤テープ2本あり。登頂まで待っていたかのように雨になる。
ツツジの残る道をしばらく登ると、菊水山頂電波施設裏に出る。だれもいない山頂、大石碑の左横から引き返す。
分岐点が次々現れ、進路にとまどう。何度も登った菊水山にこれほど枝道があるとは。右へ右へ進んでみる。
急傾斜、ダムを見下ろしながら下る。どうやらルンゼ南尾根。登ってきたばかりのルンゼ岩場が見える。
見晴らしの良い場所もある。下り切ると、ルンゼ下部に戻る。この周回コースはお勧め。再びダムへ戻り、
脇の階段を巨大ダムを見ながら下る。全山縦走路を傘をさして帰途へ。小冒険を終えた満足感あり。⇒トップページへ
2008年5月24日(土)曇→雨 8:30神鉄:鈴蘭台駅→9:30烏原大橋→菊水ルンゼ→10:25菊水山
→菊水ルンゼ南尾根→11:10烏原大橋→12:30自宅
ミニ岩登りと展望を楽しめる穴場 神戸市北区