毛 無 

大富士と正対する趣の良い好展望の200名山 けなしやま 1945m 静岡県富士宮市

200959日()快晴 9:25登山者駐車場→9:45登山口12:05山頂12:30最高点→13:30雨ヶ岳→14:20端足峠
           →14:50A沢貯水池→16:20駐車場
   

先日の連休後半は雨模様で山行できず。晴天の予報の今週末、その分を取り返すように張り切って遠出。
東名高速:富士ICから国道139号を北上、若干の渋滞はあるが概ね順調に朝霧高原着。高原の朝空の中、富士がスッキリ見える。
東京農大農園前を通過後、車道沿いに登山者用駐車場あり。10台分ほどのスペースは既に満車に近い。眼前、本山が新緑に輝く。
登山口手前に有料駐車場あり。その手前の「山の家」駐車場にも止めれそう。少し進むと、地蔵峠への道との分岐、右の直登コースへ。
山頂まで短くジグを切りながら一本調子の急登を続けるシビアなコース。1合目毎の標示を手掛かりに忍の一字で登り続ける。
登り始めて程なく現れる「不動の滝」は見事。見晴台から距離があるが、迫力と優美さが感じられる。道中、自然林で趣は悪くない。
7合目を過ぎた辺りから趣の良い低灌木帯になる。8〜9合目の急登が正念場。尾根上に出る手前、富士の展望台あり。
こちらでの山行のたびに富士を見てきたが、本山から見る富士が一番見事。均整のとれた美しさ、立ちつくしてしまう。
尾根上に出ると、それまでの急登が嘘のようになだらか。大きな岩場から南アルプスを展望できるが人がいて、とりあえず山頂へ。
山頂はハイカーでにぎやか。富士側の斜面が切り開かれ、大富士と対面しながら昼食。ハングライダーが軽快に宙を舞う。
この山塊の最高点まで足を延ばす。笹原と樹林の趣が良く、富士の展望も更に良くなる。なだらかな尾根のどこが山頂か判然としないが、
地元高校ワンゲル部の最高点標柱発見。引き返し、地蔵峠から変化があり面白いという沢コースを下る予定だったが、
このまま気持よく歩けそうな尾根道を進んでみたくなり、タカデッキを経て雨ヶ岳へ、なだらかな笹原の疎林帯を快進。
登山地図、山頂掲示にベテランの同行必要とあるが、道標の整備された歩きやすい一本道、首をひねる。
中間点では、南アルプス連峰を一望!笹原の雨ヶ岳山頂は、男性ハイカー一人だけで静か。端足峠へは急斜面の下り。
富士と広がる裾野、駿河湾越し伊豆半島までの大展望を見ながら下る。登って来た女性がやっと人に会えたと歓声。
竜ヶ岳から縦走してきた人。下山路から展望の良さそうな笹原の竜ヶ岳と本栖湖が見える。下山路の樹林の趣も良い。
峠から貯水池へ植林帯の下り。安気に縦走してしまったが駐車場まで戻るのが大変。国道へ出た方が早そうだが、
山麓の東海自然歩道をテクテク歩く。にぎやかなオートキャンプ場を抜け、くたびれ切って駐車場着。⇒トップページ