由緒ある神社、好展望、滝が魅力の”播磨富士” かさがたやま 939m 神崎郡市川町

2006521日()晴 8:40登山用駐車場笠形神社→10:20山頂蓬莱岩→12:45駐車場

悪天や用事で半月ほど山行しておらず、久しぶりの好天に勇んで出かける。7:15発。国道428号を北上、
吉川ICから中国道へ。福崎ICで降り、国道312号から県道34号を快走。「せせらぎの湯」を過ぎて間もなく、
船坂トンネル手前で笠形山の道標に従い左折。仙人滝への登山口を見送って間もなく広い登山用駐車場へ。
先行車数台。さらに神社近くまで車で入れるが、安直な往復より本周回コースがお勧め。
鳥居をくぐり、杉林の中、参道らしい道を進む。途中、笠形寺の境内に天然記念物のコウヤマキがある。
次第に傾斜が急になり、登山口から50分で神社着。境内の雰囲気は良く、神社軒下の彫刻が素晴らしい。
狛犬の表情がユニーク。杉の巨木があり、ここの杉が姫路城の芯柱として使われたとある。ベンチがあるが、
もう少し登り、展望の開けた稜線上のベンチで休んだ方がよい。笠ノ丸まで笹原の急登が続くが、
一頑張りで笠ノ丸着。展望案内板では六甲、淡路島まで見えるが、あいにくもやっている。
山頂まで稜線上、潅木のトンネルの中、緩やかに下り、登り返してあっさり山頂に出る。
予想以上に沢山の男女中高年。360度の展望だが、やや迫力がなく平板な感じ。北に名峰千が峰、
本山から縦走できるようだが長時間を要す。笠ノ丸から仙人滝へ下る。登りとはまた違った明るい雰囲気。
鹿ノ原を過ぎると傾斜が急となる。特に蓬莱岩への下りは急峻。岩上に立つと、眼下の新緑に心中、喚声!
南方、山並みと山麓の風景が絵になる。本山中のハイライト!往復15分程度の寄り道だが必見。
急傾斜を下ると、仙人滝。小ぶりだが風雅。しばらくで林道に下りるが、ガレてスニーカーでは歩きづらい。
杉林の中、趣もない。途中から平坦路となる。のどかな山村に出、振り返ると新緑の本山のなだらかな稜線、
あいにくこのアングルでは富士には見えないが、笠を被っているようには見える。
全般に道標が整備されているが、杉の植林帯の中、やや迷いやすい。⇒トップページ