冠山

用務多忙、山行のゆとりなく、久しぶりの山行。かねて計画しながら見送っていた日帰り圏内の日本300名山へ。
併せて関西百名山：野坂岳に登ろうと、午前5時前発、高速も空いている。北陸道：武生ICまで予想以上に遠い。
国道417号を走り、人家がなくなる辺りから狭くなるが林道としては立派。山腹をウネウネまだかまだかと走り続け、
ようやく開けた峠着。先行車数台。駐車スペースは十分。大石碑を見て整備された道へ。峠と山頂との高度差200m、
全般に小さな起伏の楽チン道、歩行がはかどる。道中、烏帽子形の本山がよく見える。自然林の趣も良く、
気持ちよく歩ける。紅葉が始まり、もう少しでベストか。朝日に輝く紅葉を見上げ、山頂下を水平に通過、樹林帯を抜け、
一転笹原がのびやかに広がる。別天地に惹かれ、そちらへ進みかけるが山頂は逆方向、振り返ると、急斜面に道。
外観どおり山頂への登りは急峻。岩場にロープあり、短時間だが気を抜けない。登り切ると、痩せ尾根だが平長。
低灌木帯を少し進み、狭い山頂着。名山だが三角点脇に小板があるだけ。360度の素晴らしい山並みの展望、
この山域に馴染みが薄く、山名同定できず残念。眼前、なだらかな尾根をバックに紅葉が輝く。展望に満足、
引き返す。登路とは別に尾根伝いの道があり、少し進んでみるが引き返す。ここから対面の金草岳が良く見える。
その山容に惹かれ、野坂山を後日にし、もう来ることのないこの山に登ろうか。急ぎ足で引き返す。峠は車で一杯。
楽に登れる良い山、人気スポットのよう。⇒トップページへ