金草岳

日本300名山：冠山から見た山容に惹かれ、冠山から下山後、野坂岳へ登る予定を変更、冠山に対面する本山へ。
車中で昼食後、峠の登山口へ。素朴な木仏を祀った石室脇に登山口小道標あり。しばらく山腹をトラバースする
歩きにくい道。振り返ると、自然林越し冠山が絵になる。冠山より峠と山頂との高度差が小さいが、小刻みに
アップダウンを繰り返し、水平移動が少なく、ややシビア。総じて歩きやすく、短時間で小ピーク：布滝ノ頭に立ち、
雑林中、足早に進む。期待した程樹林の趣は良くなく、ブナなども少ない。時々展望が開け、どっしり重量感のある
山容を望む。桧尾峠へ急傾斜の登り返し。峠から尾根道になる。遠目に期待した程の気持ちよい笹原ではなく、
低い雑林帯が続く。道中、断続的に冠山が見える。鉾先のよう。白倉岳への登りもダートな急斜面。
あえぎながら着実に登り切る。山頂まで期待通り、笹原の山上漫歩を楽しめる。山並みの展望が大きく開け、
高度感が素晴らしい。重量感のある山頂部を見上げ、登り切ると、笹原に囲まれた狭い空地状の山頂着。
途中抜かれた足の速い中年男女と高齢男性が先着。展望は良いが、座ると笹原に視界を遮られる。たどって来た
尾根道を俯瞰。地図では、冠山峠から山頂までの距離は、冠山までの1.5倍程あるが、歩きやすく、足が
はかどったせいか、予想より短時間で登頂。帰路も急ぎ足で進み、2:40で往復。冠山と併せて登るのがお勧め。
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