上 蒜 山 |
厳父の如き大山に対し慈母のような優美な名峰 かみひるぜん 1202m 岡山県八束村 |
2003年10月18日(土)晴 9:00上蒜山登山口→上蒜山→中蒜山→下蒜山→15:00大挟峠 |
すぐ西方にある大山ほど有名ではないが、男性的な荒々しい大山と好対象の女性的な曲線美の300名山。車2台で全山縦走するのが理想だが単独行、中蒜山で下山する予定。中国道を庄原ICで降り、国道183号を快走、3時間ほどで登山口着。登山道はほとんど樹林に遮られておらず、終始展望が良い。登り始めると、山麓の広がりが展望でき、刻々と高度が上がっていくのが分かる。秋の草花が疲れを癒してくれる。頑張って槍ガ峰まで登り切ると、後は緩やかなアップダウンの繰り返し。これから向かう蒜山の各峰が美しい。上蒜山への尾根道から槍ガ峰を振り返ると、山肌の紅葉が絨毯のようにきれい。中蒜山まで来てのびやかに続く尾根道を見ていると、縦走しないではおれない気持ちになり、山頂からタクシー会社へ電話。下山後、電話すれば短時間で迎えに行くとのこと、意を決して縦走路へ。この季節の山でよく目にするリンドウが特に群生しており、縦走路はまるでリンドウ・プロムナード。下蒜山は大山の展望ポイントだが雲が出てきて見えず残念。蒜山は全体に笹に覆われた山腹が美しいが、乙女平への下山路は特に美しい。犬挟峠へは急傾斜の下りで2度尻餅をつく。ほどなくきたタクシーで広く明るい山麓を走る。優美に横たわる蒜山三山を写真に撮りたく、停車してもらう。山麓は三瓶山と似てよく整備されている。⇒トップページへ
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