険しい岩場をよじ登り、展望が素晴らしい鈴鹿一の鋭鋒に立つ かまがたけ 1161m 滋賀県甲賀市
2012年5月13日(日)快晴 12:15武平トンネル入口駐車場→13:05山頂→14:00駐車場
雨乞岳から下山後、時間、体力に余裕あり、短時間で登降できる本山へ。昔、名古屋在住時2度ほど登っているが、
神戸からは鈴鹿の主峰で未踏は本山のみ。駐車場入口の登山口道標に従い登ると、10分で武平峠着。御在所岳への
登山口でもある。最短ルートのため登降する人が多いようで、道が溝状にえぐれている。前半は、意外と暖傾斜。
趣の良い灌木林のトンネルを抜けると、険しい山容が迫る。新緑越し雨乞岳、御在所岳が大きい。ザレた
急斜面の急登が続く。中間点、山頂下のテラス状地で多数のハイカーが息抜き中。ここから正念場の岩場。
慎重に登路を選べば、比較的安全な登路を見いだせたかもしれないが、強引に急傾斜の岩場に取付く。所々にある
鎖やロープを頼っても登りあぐねる個所あり。必死で登り、山頂の岩場に抜け出る。狭い山頂部は老若男女の
ハイカーで一杯。360度の素晴らしい展望。鈴鹿南部の山々へ新緑の稜線が延びる。優美な雨乞岳、
重量感のある御在所岳の展望に大満足。先ほど難渋した岩場の急斜面を慎重に下る。登り程危険を感じる
ことなく、安全地帯へ降りる。三重県側の展望が大きく開ける。ハルリンドウを愛でながら下る。急ぎ足で
安直に登降したが、いずれ別ルートでじっくりと取付いてみたい山。⇒トップページへ