掛 ヶ 谷

荒れて渓谷美は今一だが、三つの滝がアクセントの硬派の沢 かけがたに 兵庫県神崎郡神河町

201199日()曇 13:50駐車場→14:10入渓→14:50一ノ滝→15:10二ノ滝→15:50三ノ滝→16:20登山道→17:20駐車場

午前中に遡行した小田原川本谷の少し南、同じく県道8号から入る沢。本谷の渓谷美に魅せられ、写真を撮りながら
ゆっくり進んだため、時間不足。迷うが、天気好転、短時間で遡行できそう、行ってみる。宮野で県道から分岐、
集落内の細い車道を進み、墓地の駐車場に駐車。記憶あり。下山時、以前登った高場山の道標を見て思い出す。
しばらく舗装道が続き、作業場を過ぎた地点から入渓。薄暗く荒れた感じ。この沢で間違いないのか不確か。
浮かない気分で時間を気にしながら先を急ぐ。ガイド本の説明と現地の状況とが合わないようで不安。本谷と比べ、
台風等による流木など荒れが目立ち、趣を損なう。進行も難渋。40分ほどで、ガイド本にある険しいルンゼが現れ、
一ノ滝が見える。本の写真と照らし、間違いなさそう。滝の右の岩場を登るとあるが、無難に右の急斜面をよじ登る。
険しい岩壁が続き、初級者が通過できるルンゼではなく、巻き続ける。やっと沢に降りてしばらく進むと、二ノ滝。
凛とした優美さ、水流の落下の妙に見惚れる。落差20m、とても登れる滝ではなく、右の急斜面をよじ登る。
登山道に出てしまい、しばらく登山道を進み、下降点を探す。ようやく沢に戻る。優美なナメ滝が続く。小滝も美しく、
荒れてなければ、良さそうな谷。終盤、落差30mの三ノ滝が現れる。やや単調か。両側とも高巻くのは大変そう。
ガイド本に従い、左から取り付く。意外とそれ程難儀せず、滝の落ち口に出る。沢が穏やかになり、ナメ滝を気楽に
なって進む。沢が平凡化、趣も乏しくなり、沢から上がりたくなる。登山道が横切る地点を見落とさないように進む。
合流点で切り上げ、急ぎ下山。沢を高巻く山腹の登山道は、比較的歩きやすい。途中、滝を見下ろす。優美な本谷と
対照的な男性的な硬派の沢。両沢は近いので、早めに出発し、両沢を登るのが効率的。⇒トップページ