鷲 峰 山

先日の交野山に続き「関西日帰り山歩きベスト100」の未踏峰へ。奈良の大峰山に対し「北大峰」として江戸時代
修験道の行場としてにぎわったとある。京阪:宇治駅から1時間2本の維中前行きバス乗車。家からバス終点まで
3時間弱。バス進行方向へ進み、すぐの信号で右折、小橋を渡り左折、山麓の車道を道なりに進む。要所に道標が
整備され、迷わず進める。途中、信西入道塚あり、源平盛衰の歴史に思いをはせる。塚前の紅葉がきれい。
大道神社は高齢者の団体で一杯、パス。しばらく先で林道へ。ガイド本には悪路とあるが、平坦な暖傾斜の林道が
山頂まで続く。植林中、静けさは良いが展望も趣も乏しく、単調。運動と思い淡々と歩く。山上で東海自然歩道と合流、
広場に休憩舎やトイレあり。平坦路をしばらく進み、金胎寺山門着。無人、受付の料金箱に入山料300円を入れ、
行場へ。しばらく植林中の尾根歩き。行者の辻から行場巡りが始まる。赤い矢印板とペンキマークが点々と続き、
順路通り誘導される。尾根突端の東の覗から西の覗へ下る。岩場突端から対面する山腹の紅葉がきれい。
急斜面を谷へ向け、岩場を縫うように下り、千手の滝前に降り立つ。少し沢沿いに下り、五光の滝前に出る。
尾根上へ岩場の急斜面を登り返す。岩壁を直登したり巻いたりよじ登る。手掛かりは多く、鎖もあり、慎重に登れば
大丈夫だが気を抜けない。高齢者にはきつく、ヘトヘト。背後、山峡越し南東の山並みを展望。新緑と紅葉の季節が
良い。登り切ると、行者の辻に戻り、うまく周回している。山門前へ戻り、山道を登り、本堂・多宝塔のある境内へ。
国重要文化財なのに放置され朽ちている。さらに、宝筐印塔のある山頂へ。北面を少し展望できるが、もやっている。
本堂右脇から湯屋谷へ道標に従い進む。一旦車道に出、山道を下るが、三角点山頂へ寄る。アンテナ塔下の車道を
回り込み、塔前に出る。塔の脇を進み、最後の塔を過ぎた高みに立派な一等三角点と地理院の解説板あり。
ガイド本では釈迦岳だが、解説板では鷲峰山。山道へ戻り、尾根を下り続ける。展望はないが、往路より山道らしくて
良い。下り切ると、茶宗明神社。宇治茶開祖にちなむ地元の名刹。山里を抜け、国道307号を急ぎ足で進む。バスに
間に合いそうになく、後半小走り。山登りというより、山上の名刹を訪ね、行場巡りにスリルを味わう。⇒トップページ

単調な林道歩きの後、岩場巡りにヘトヘトになる じゅぶせん 681m 京都府宇治田原町

20111130日()晴×曇 9:45維中前バス停→11:25金胎寺→11:40行者の辻行場巡り→13:10行者の辻
             →13:35
山頂
→13:55三角点山頂→14:40茶宗明神社→15:20維中前バス停