山頂一帯の自然林の趣と展望の良い山 いなむらがたけ 1729m 奈良県天川村

20101017日()曇 7:55母公堂→8:45法力峠→9:40山上辻→10:25山頂→11:05山上辻

堺市からだと無理なく日帰りで行けると分かり、先週に続き、大峰の山を目指す。大峰の最高峰:八経ヶ岳にするか
稲村ヶ岳、山上ヶ岳にするか決めかねたまま、国道309号を南下。結局、何となく洞川温泉へ向かう。15年ほど前、
民宿泊でゆっくりした翌日、母公堂から山上ヶ岳へ登る。不鮮明だが記憶に残る山行。修験道の祖:役小角の母を
祭った母公堂前に数台分の小駐車場とトイレあり。先行車3台、すぐに2台到着。母公堂の少し右手に登山口あり。
女人禁制を訴える掲示板あり。植林帯の中、暖傾斜の楽チン道が続く。法力峠からしばらく進むと、自然林になり、
気持ち良く進める。大峰主稜線上の山上辻に出ると、一帯、自然林の雰囲気がとても良い。稲村小屋の人が
屋根の落ち葉を掃いている。ベンチで軽食後、本山へ。笹原の中、ブナ林が美しい。樹林越し、屹立する大日山が
紅葉に彩られ印象的。大日岳直下の鞍部から紅葉の樹林越し山並みが見える。この地に立ったことを思い出す。
関西全域、晴天の予報に反し曇天。紅葉もくすんでいるが美しい。樹林の切れ間から山上ヶ岳〜大普賢岳の
連なり。大日岳へ短時間で登れるが時間が気になりパス。途中、ロープなど張られた悪路を通過、
回り込むようにして山頂への登路に出、短時間、楽勝で登頂。立派な展望台から眼前、先日登った大普賢岳、
こちらからは穏やかな山容。曇天だが、墨絵風の山並みを遠望できる。自然林の趣と紅葉、展望に満足して復路、
岩の急斜面をロープ頼りに下っていて足をすべらし、体側を打撲、手に擦り傷、不覚。幸い軽傷、その後の歩きに
大した支障なし。ハイカーが増えてきて静けさのなくなった山上辻を急ぎ去る。⇒トップページ