池 小 屋 山
3連休初日は雨、昨日は雨のち曇の予報がはずれ晴れ。3日目ようやく山行へ。先週の明神平に続き、
台高山脈の名峰を目指す。西名阪道ではなく、南阪奈道を利用してみるが一車線で、帰途は渋滞しそう。
国道166号をひた走り、長い高見トンネルの次の木梶トンネルを抜けてすぐに枝道へ右折、坂を下り、橋を渡り、
栃谷方向へ。加杖坂トンネルを越え、下り切ると道なりに進む。ダム湖に架かる最初の鉄橋を見送り、
次の大きな鉄橋を渡り、県道569号を走る。宮ノ谷出合で左折、狭い舗装道を進むと、林道終点着。
小広場に先行車2台。案内板に滑落事故多発の警告。素晴らしい渓谷美を見ながら、崖に付けられた道を進む。
高滝までは鉄の踏み板や階段が整備され、大した苦労なく進める。高滝手前で、崖をよじ登り、滝前に出る。
同年輩の男性と出会う。増水し沢を渡れないという。確かにすごい水量、水勢。靴をぬいで裸足で渡ろうとするが、
思い直し渡渉点を捜し、飛んだり岩をよじ登ったり何とか渡渉。落差50mの滝はすごい迫力。写真を撮っていると、
シラサギが羽根を広げ、滝壺の岩上に止まる。滑落事故多発の巻き道をよじ登る。沢登り経験があるので
ビビらないが、経験のない人には大変なコース。ロープを頼りに猫滝まで急斜面をへつるように高巻く。
悪路に難渋するが渓谷美のスケールが大きく、素晴らしい。4回ほど渡渉、何とか渡渉するが、往復各1回、
裸足になって渡る。冷たく石が痛い。雨の後は長靴持参がよい。沢が小さく穏やかになった所から急登が始まる。
沢登りの詰めの尾根への登りのように、明瞭な道はなく、テープを頼りに急斜面をよじ登り続ける。
下山時はコースアウトに要注意。山頂に近付くにつれ傾斜が緩くなり、自然林の趣が良くなる。
沢を離れ尾根に取り付いてから小1時間で登頂。樹林に囲まれた狭い山頂、三角点と山頂表示板がなければ、
これが苦労してようやく着いた山頂とは思えず、物足りない。樹林の切れ間から少し山並みが見える程度。
山頂部をゆっくり探索し、自然林の豊かさを実感したかったが、往路の大変さから時間のゆとりを持って下山したく、
軽食休憩後すぐに引き返す。樹林の切れ間から迷岳方面を展望、かろうじて得られた展望に感激。
高滝から先、登山道が整備されておらず、危険かつシビアなベテラン向きの山。⇒トップページへ
2010年10月11日(月)晴 8:20宮ノ谷林道終点→9:30高滝→12:00山頂→14:40高滝→15:40林道終点