飯 豊 山 ③
 炎天下、バテバテで下山 いいでさん 2128m 福島県喜多方市
201687日()快晴 4:35朳差岳→5:40鉾立峰→6:15大石山→7:00頼母木小屋→7:55頼母木山→8:40丸森尾根下山口→9:25丸森峰→10:45夫婦清水→12:45登山口:飯豊山荘
1階の人達が出発する音で目が覚め、3時半ころ起床。シチューとカロリーバーの朝食後、ご来光を見に出た同室女性の後を追い、小屋裏の山頂に立つ。川入の民宿から一緒だった若者とまた一緒になる。御西小屋でも一緒、縁がある。なかなか陽が出ず、戻ろうとしたところで出る。久しぶりのご来光。小屋へ戻り、往路を引き返す。まだ5時なのに暑さが思いやられる。朝露に濡れた草花がみずみずしい。ここだけにナデシコが群生。昨日、頼母木小屋で満タンにした水を飲み尽くし、喉カラカラ。笹露を吸ってみる。苦い。疲労感はさ程ないのに足が進まず、休み休み進む。鉾立峰山頂から往路を見通す。あれを戻り、下山か。昨日、無理して朳差岳まで来てて良かった。ようやく頼母木小屋へ戻り、たらふく水分補給と休憩。管理人から避難小屋下の水場について聞かれ、水は涸れていたと聞いたというと、水場まで下り切っていないとのこと。いずれ遠そう。頼母木山から独立峰の趣の朳差岳を見納める。今回は登頂をあきらめていたので、大満足。また、体力の衰退を痛感する最近、長時間歩き通せたことに自負。ただ、疲労が残っているのか早くもバテ気味、トボトボ歩き。山上まで続く長い山道を見上げ、ボヤきながらようやく下山口の地神北峰に着く。若い女性が一人、先に下る。これから4時間、最後の踏ん張り。これまでの山道は総じて歩きやすかったが、いきなりダートなガレ場になる。難渋、慎重に下る。急斜面をニッコウキスゲが彩る。丸森峰の辺りから幸い樹林中の歩きが多くなり陽ざらしから救われる。それでも暑さでバテバテ、再々へたり込む。これ程バテたのは初めて。日帰り山行の地元の人らしきと立ち話。岩場やザレ場に注意するよう助言される。中間点の夫婦清水に救われる。細流で余り冷たくはないがリフレッシュ。後半、岩場やザレ場を慎重に下降。はるか下に見えていた下界が近づき、建物の屋根や車が見えてくる。一息で下山できる距離なのに、休み休みようやく降り切る。幸い、登山口のすぐ前に宿泊先の飯豊山荘。クーラーがないのは期待外れ。下山者で混んだ狭い温泉で3日間の汗を流し、アイス2本食べ生き返る。翌朝、夏季のみ運行の町営バスでJR小国駅へ。昨年9:04発が9:25発に変更、電車の出る3分前に駅に着くという。幸い乗降客が少なく、運転手も気を遣ってくれ、5分前に着く。バスは700円だがタクシーだと1万円。⇒トップページ