昨日、神戸の自宅を7:00発、新幹線を乗り継ぎ、郡山で在来線に乗り、山都駅で下車。予約のタクシー乗車。民宿村杉荘泊。2軒しかない民宿はどちらも満員。朝食を早くしてくれた上、軽四で登山口まで送ってくれる。おかげで下南沢登山口を5時に出発でき、以降の行程に幸いする。急な登りだが歩きやすい道。ガイドより早く表参道に出る。以降、総じて、登山地図のタイムより早く進む。炎天下、風がなく参る。途中の峰秀水に救われる。剣ヶ峰の岩稜を越え、三国岳直下の三国小屋着。眼前、大日岳が秀麗。小休止。草履塚〜一ノ王子にかけてもシビア。やっと平坦になり、眼前、マイルドな山容の本山。本山小屋手前の水場への分岐で御西小屋まで進むか迷う。本山へ通い慣れている風の人が助言してくれる。本山小屋は混みそうでもあり小屋裏の小社に参拝後、先を急ぐ。沿道、花々が咲き乱れる。初めて見るイイデリンドウ、ニッコウキスゲ、マツムシソウなどなど。これ程花々に彩られた山は初めて。暑ささえなければ、山上の楽園。最近、ヒマラヤやヨーロッパアルプスの氷雪の岩壁登攀の本ばかり読んでいたが、日本の山の優美さにしみじみする。地味で印象の薄い山頂を経て、幸い緩やかな起伏のコースを進み、順調に御西小屋着。楽観に反し、宿泊客が多く、2階の若者と高齢者のにぎやかな団体の間に押し込まれる。幸いそれ以上に宿泊者が来ることはなく、何とか居場所確保。本山は、山小屋が程よい間隔で整備されており、各小屋近くに水場があり助かる。普段は無人だが、夏季は管理人がいて、宿泊費1,500〜2,000円取られる。御西小屋は新しいと期待していたがトイレが最悪。水場も遠い。食事、寝具の提供はなく、寝袋・マット持参。夕食は、アルファ米にお湯で溶いた固形カレーをかけて食べる。眼前、大日岳。百名山の飯豊山より高度だけでなく、風格、存在感に勝る。⇒トップページへ |