伊 吹 山

大展望と山頂の厳寒を満喫 いぶきさん 1377m 滋賀県米原市

200821日()晴 9:00登山口バス停→10:50五合目→11:50八合目→12:25山頂→14:20バス停

土日悪天、金曜晴天の予報、久しぶりに休暇取得、満を持して念願の冬の伊吹に向うが、次第に予報が悪化、
滋賀北部は雪模様の予報。岐阜快晴の予報に期待。平日ダイヤの方が交通の接続が良く、JR神戸駅発6:26の
新快速に乗る。湖東通過時、車窓からあきらめ気分で吹雪を眺めるが、彦根を過ぎると好天!
青空をバックに冠雪の伊吹が輝く。近江長岡駅前発の小型バスに乗車、意外と下界には雪はほとんどない。
ドーム状の円やかな山容をイメージしていたが、車窓から見る冠雪の伊吹は角ばった男性的な風姿、心踊り、怯む。
バス停から真新しい道標が整備され、迷わず登山口へ。ゲレンデに出るまで樹林帯の中、広い道を進む。
予想に反しゲレンデは営業しておらず施設も閉鎖、人気なくガランとしている。温暖化で雪が少なくなったせいか。
1合目道標に従い、雪の少ないゲレンデを左側のリフト沿いに進む。右へ向い、2合目道標からゲレンデ右側を進む。
人気はないが大音量の音楽放送。3合目手前から本山が姿を見せる。あの雪の壁を登るのか!
積雪が本格的になり、スノーシュー装着。靴下が靴の中ですぐにずれ、時々スパッツをはずし直すのが面倒、不快。
リフト終点から山道の登り開始。リフト降り場の裏と右手と2ルートあるがいずれ合流。右手の広い坂を登ると5合目。
予想より雪が深くなく、登山道が何となく分かる。先行者のスノーシュー跡も続いており安心。しばらく先で、
先行者が降りてくる。登るにつれ南方の展望が大きく広がる。正面左手に霊仙山、琵琶湖が意外と近い!
露岩に座り軽食中、軽装、空身の人が快速で登ってくる。何と無謀と案じていたらどうやらゲレンデ施設の人。
長靴でどんどん登って行ってしまう。その足跡を追うのは気分良くないが安心。後半、低木の樹氷が美しい。
8合目から傾斜が厳しくなり、スノーシューではすべりそう。軽装の人が降りて来、だれの踏み跡もなくなる。
リタイヤしようかという怖気を抑え、必死で登ると9合目道標。このわずかの距離が正念場、危険ゾーン。
9合目から山頂の雪原、厳冬の世界、強い北風に吹き晒され、オーバーウエア代用の雨具では心もとない。
北側、金糞岳など冠雪の山並みの広がり!景色を味わうゆとりなく、かじかんだ手指が痛い。逃げるように去る。
14:40発のバスに乗ろうと、快速で下山。雪山の下山は楽。バスの客は自分だけ。車窓から本山を何枚も撮る。
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