氷 ノ 山

残雪の兵庫の最高峰を目指す ひょうのせん 1509m 兵庫県養父市

2013413日()晴 8:10親水公園登山口→8:45東尾根登山口→10:50山頂→12:15氷ノ山越13:55登山口

5:00起床、洗面中、めずらしく地震。短時間で収まり、6:00前、気にせず出発。第二神明から播但道を北上。八鹿まで
高速が延びており、若き日、山麓の民宿泊で登った遠き山の登山口に2時間強で着く。駐車場、トイレ、案内板が
整備されているがトイレは閉鎖中。山麓の車道を進み、東尾根登山口へ。雪はほとんどない。急傾斜だがジグザグに
淡々と登り、20分で尾根道に出る。すぐにブナ林のプロムナード、気持ちよく進める。中程度の傾斜の登り後、
小渓流を渡り、急斜面をトラバース。この辺りから残雪の山モード。急斜面の途中でアイゼン装着。先行者の足跡を
安気に追い、急傾斜の雪面を登ると、密生した笹薮に進路を遮られ、ピンチ。進路を求め、引き返す。後続の男女に
待ってもらい、笹薮の少ない急斜面を登ると、無事、夏道に出る。山頂まで暖傾斜の雪原、残雪の雪山ムードを
味わえる。雪が締まって、足が沈まず、雪上を快適に進む。振り返ると、妙見山をバックに宝引山、その隣に
杉ヶ沢高原、藤無山など山並みが続く。久しぶりの山行、好天に恵まれる。雪原を気ままに登り詰め、楽勝で山頂着。
三角点や避難小屋辺りは雪がない。北面、扇ノ山など北面の山並みの展望が開ける。雪解けが早く、
きれいな雪化粧を見れず残念。軽食後、氷ノ山越へ尾根道を下る。雪がないと、歩きにくい道だが歩きやすい。
コシキ岩へ向け尾根を巻くように急斜面をトラバース。雪崩の危険もあり、一番の要注意個所。急斜面上で仕舞った
アイゼンを出し、装着。幼児連れの人がアイゼン無で登ってくる。アイゼン無の人の方が多いが不用心。危険個所を
抜けると、暖傾斜のブナ林帯、趣が良い。登りの東尾根コースは、先行者の足跡が少なかったが、氷ノ山越から
登ってくる人が多く、多数の足跡で路面が汚れている。登り返し、氷ノ山越着。山頂へ向かう若者3人と入れ違い。
仰ぎ見る山頂と峠の石仏を撮り、登山口へ向かい下山。嬌声が聞こえ、山ガールファッションの若い女性2人連れ。
スパッツもストックもない。残雪期の氷ノ山に安気過ぎる。まだ昼過ぎ、急がず、物思いにふけりながらポツポツ下る。
地蔵堂の石仏にお参りし、落差の大きな布滝と不動滝を見て、雪解けの渓流へ下り切る。雪解け道で汚れた
スパッツや靴を洗い、出発点へ戻る。16時過ぎ帰宅。氷ノ山も無理なく日帰りできる山になった。⇒トップページ