蓬莱山

曇のち晴の予報に6:00起床、7:16JR神戸駅発の湖西線直通新快速に乗る。先日、武奈ヶ岳に登った際、
バスの隣席の人に、琵琶湖の展望が素晴らしいコースと聞き、早速向う。JR堅田駅でトイレに寄ったら
バス待ちハイカーの行列の末尾になってしまう。座れないとあきらめていたら、何と、登山基地の平と坊村だけに停車する
臨時バスが出、助かる。平バス停から車道を少し引き返し、花折峠道入口の道標に従い林道へ。ほどなく登山口。
コース全般に立派な道標が整備されている。アキラ峠まできれいに手入れされた植林帯の中、直登が続く。
峠の道標矢印が正面谷側を向いているが、左へ登る。右へ登り折立山のピークハント。急登後、山頂付近の道は
不明瞭になるが樹林の中、適当に進むと手製の山頂標示あり。展望は全くないが、気配は悪くない。
短時間で登降できるので、ピークハンターにはお勧め。下山中、正面にこれから登る権現山のドームを見れるのも良い。
権現山頂まで急な登りが続く。山頂手前から笹原となり、振り返ると琵琶湖の大展望、思わず心中、歓声！
山頂から素晴らしい展望に見惚れる。前衛の霊仙山と背後の山並みがのびやかに広がる。
予報はずれの曇天だが、晴天時の素晴らしさが想像できる。中高年グループと追いつ抜かれつ本山を目指す。
本山との標高差200m弱、マイルドな笹原の連なり、暖傾斜で展望も開け、晴天なら牧歌的気分で歩けるが、
風雨となる。北アルプスでは吹雪による遭難が報じられている折、雨具で耐える。冬はスキー場になる所、
気象条件はシビア、あなどれない。休憩もできず、飲まず食わず進む。小女郎峠から小女郎ヶ池へ寄る。趣が良く、
短時間で行けるのでお勧め。強風の中、山頂着。視界ゼロ。300名山の三角点も不明。リフト乗場に身を寄せ、
ちじこまってパンの昼食。ゲレンデを少し進むと、何と立派な避難小屋！昼食し直す。中は中高年でにぎやか。
人心地ついてゲレンデを下る。ゴンドラ終点の琵琶湖バレイあたりは行楽ファミリーが元気一杯。風雨の山頂でノー天気。
進路が分かりにくいが道標に従いクロトノハゲを目指す。風雨が収まり、雨具をしまう。メインルートからはずれたのか、
道が余り良くなく、時間もかかる。クロトノハゲから少し下った小岩場から、比良岳方向の山並みを望む。
下山路は、小石ゴロゴロのやや不快で面白味のない道だが、途中の天狗杉は大迫力！必見。下山中、天気好転。
土・休日のみ志賀駅にも停車する新快速に乗車。乗換えなし、座って神戸駅まで戻れるのがありがたい。
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