展望はまあまあだが雪が少なく期待外れ ほうらいさん 1174m 滋賀県大津市

201323日()曇×晴 9:00JR和邇駅→10:25無線中継所→11:05霊仙山→12:30権現山→13:30小女郎峠→14:00山頂→15:15林道→16:20JR蓬莱駅

ヤブ山行では物足りず、この冬初めての雪山行。新調したスノーシューとアイゼン持参。良い行き先がなく、比良山系、
権現山〜蓬莱山のパノラマ展望コースへ未踏の霊仙山経由で。しばらく前まで各地の降雪が報じられていたので、
比良も相当の雪と思いきや、車窓から見る山々に雪は少ない。冬季はバス便がなく、駅から重い登山靴をはいて
車道を歩き続けるうち、雪山行のテンション低下。時間ロスも痛い。妙道会聖地への分岐に登山道標あり。緩やかに
登り続け、谷コースの登山口着。尾根道は、もう少し車道を登り、無線中継所前から入る。テープあり、すぐに分かる。
灌木林中、急登が続く。植林帯を抜け、霊仙山頂でようやく積雪、スパッツ着用。樹木越し、琵琶湖や本山が見える。
この先、湿って締まった雪面、足が沈むことは少ない。権現山頂まで樹林の趣が良い。しばらく暖傾斜だが山頂手前
は急傾斜、一歩一歩着実に登り続ける。見上げると、高齢男女グループが見下ろしている。自分の登頂を待って
下り始めるが、女性たちが急傾斜を怖がっている。琵琶湖の展望が大きく広がるが、何回も見ており、展望もスッキリ
せず、余り感動しない。蓬莱山頂までこの展望が続く。権現〜蓬莱のおおらかな起伏の雪原が好きだが、
雪が少なく、新雪がないため、雪山の清冽さが感じられない。絵になる風景も少なく、撮影意欲が湧かない。先行者の
踏み跡も多く、踏み固められ、スノーシューなしで進む。ホッケ山を経て小女郎峠まで意外と遠い。時間ロスが大きく、
無理をせず、峠から谷を下ろうかとも思うが物足りず。幸い天気好転、蓬莱山頂目指しノンストップ、一気に登る。
途中、同じスノーシューを履いた人が使わないのかと聞く。この雪面なら使わずに登れるがストックは不可欠。山上は
スノーボーダーの天地。三角点は地面に露出。武奈ヶ岳方面が展望が素晴らしいが、雪が少なく、パッとしない。
休憩後、金毘羅峠へ下る。琵琶湖対岸の低い山並みがいつも印象的。ドーム状の大雪原、迷いそうだが、
適当に南東へ下ると、溝状にえぐれた夏道に出、積雪期でも分かりやすい。スノーシュー着用、溝状地で使いづらい。
短時間で金毘羅峠着。これまでゴンドラ山麓駅へ下っていたが、金毘羅道を下ってみる。地図では急斜面の下りだが、
ジグを切りながら快調に下れる。ただ、狭い轍、スノーシューではわずらわしい。単調に下り続け、雪が薄くなった所で
スノーシューをはずす。前の物と比べ、足の位置が前方でテールが長く、違和感がある。軽量ではきやすそうな物が
お勧め。前のは、バーゲンで買った軽量な女性用だったが使い良かった。下山後の林道歩きが長く、ダレる。急ぎ足で
駅に向かい、待たずに乗車できる。⇒トップページ