登山の対象としてより延暦寺参拝の歴史的な山 ひえいざん 848m 滋賀県大津市

2008413日()曇 9:30無動寺道登山口→10:30無動寺→11:30山頂→13:00雲母坂登山口

曇天の予報に展望の乏しい山を選ぶ。若い頃、登った山だが、山頂三角点を踏んだか記憶あやふや。
歴史的な山道を結んで改めて登る。8:35JR比叡山坂本駅発。いつも日吉大社への参道を直進していたが、
日吉東照宮の方へ進む。この一帯、古い民家や寺社など由緒を感じさせる。日光東照宮に先立つ東照宮に参拝。
小規模ながら華麗、豪華。国重要文化財、必見!東照宮裏から裳立山コース登山道に入れるとのこと。
東照宮石段を下り、しばらく南下、車道脇に登山口道標あり。少し進むと、山道になる。スニーカーできたが、
登降路とも軽登山靴がよい。中程度の傾斜の登り後、山腹を巻くように水平移動、登らないので不安になる。
雑林中、趣、展望ともなし。ただ、織田信長の軍勢が比叡山攻めに駆け上った道、イメージをかき立てる。
途中、紀貫之墓所への道標あり。かなり進んだ所で、こじんまりした玉照院に出る。この先、舗装道、寺社域に入る。
少し登ると、立派な明王院、国重要文化財。道標に明王院無動寺とあり、ここが無動寺と分かる。
境内から大津市街、音羽山方面の展望が開ける。舗装道を緩やかに登り続け、ケーブル駅着。
駅屋上に展望台、明王院からと同じ方面の展望が良い。ベンチもあるが幸い人はおらず、くつろいで軽食。
駅前の道からすぐに左上に木段を登る。緑色の手すりあり。車道が2分する地点、無動寺バス停に出る。
上の道へ進みすぐに右上、墓地へ登る。墓地を左へ進み、道なりに登ると、山頂尾根道らしくなる。静けさがよい。
高見に電波施設あり、さらに進むと、また電波施設、その先の広場に大水槽? アレ、山頂はどこ?
水槽裏側に回ると、土盛りの茂みあり。ここだ!と登ると、大比叡に相応しい立派な一等三角点!
この三角点を見つけるためだけでも登る値打ちあり。広場でハイカーグループがにぎやかに休憩。
そのまま進むと、山上大駐車場に出る。ここからの展望も良く、西側の山並みを遠望。ただ、平板な風景。
ガーデンミュージアムに寄る。季節の花々の中、陶板の名画が点在、面白い趣向、ここもお勧め。
一番必見は延暦寺:根本中堂だが、若い日、参拝したときの印象が残っており、今回はパス。
ミュージアム脇の道を下ると、スキー場横に出る。道標に従い左折、雲母(きらら)坂へ。しばらく暖傾斜だが、
総じてやや急傾斜、こちらから登るのはややシビア。天皇の勅使や親鸞などの名僧が往来した由緒ある道、
幾多の人々に歩き込まれ、深い溝状にえぐれ、やや歩きづらい。前半、植林帯、後半、少し趣のある雑林。
修学院離宮は趣き良さそうだが宮内庁により鉄条網で厳重に囲われ興醒め。下山後、音羽川沿いに進み、市街へ。
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