白 水 山
地図にないコースと山を結ぶ穴場コース 771m 西宮市
天気好転の予報に期待して出かけるが鉛色の寒々しい曇天。昨日の雨で山全体が濡れて、体の芯まで冷え込む。
紅葉シーズンも終わってしまったが、阪急宝塚駅発、有馬温泉行バスは満員。ハイカーが多い。
六甲には不相応な冬山重装備のグループが蓬莱峡で下車。冬山登山トレーニングか。下車後、船坂谷への林道を進む。
過日、登山口を見つけた本山を目指す。登山地図には三角点表記のみ。林道の木にテープ、小さく白水山と手書き。
お馴染み兵庫登山会の標語板にも手書き標示。どの程度の道か不安だったが、雑林の中、歩きやすい回廊状の道。
短時間の水平移動後、稜線への急登。一頑張りで痩せめの明瞭な稜線に出る。緩やかなアップダウンの穏やかな尾根。
雑林の中、展望はないが雰囲気は悪くない。道は明瞭、テープも多く、単独山行できる人なら不安なく進める。
予想より早くあっさり山頂着。山頂標示の小板数枚と四等三角点。優美な山名の割に控え目。行止りかと思いきや
更に道が延びている! ややブッシュ化、膝までの笹に雨具着用。山上車道へ予想より早く、あっさり出る。
出口手前で、思いがけず男女ハイカーと出会う。道路標識に下山口の手書き標示あり。この車道は地図にない廃道、
右へ少し進むと車道に出る。全山縦走路標柱に「遊歩道(通り抜けできません)」とある方へ進むと廃道入口。
どのルートで下山するか思案。先日、図書館で見つけたガイド本で登山地図にないコースと山を発見。そちらへチャレンジ。
ガスに閉ざされた全山縦走路、さすがにハイカーは少ない。いい写真を撮れず初冬の全山縦走路で勘弁。
極楽茶屋と有馬間の裏六甲縦走路は、趣の良いコース、初冬の静けさも良い。シビアなアップダウンが続くが下りはまし。
湯槽谷山手前で茶園谷・逢山峡の道標に従い西へ延びる尾根へ。このコースをたどる人はまれだが趣の良い歩きやす道。
夏、逢ヶ山側から登ったとき、高尾山から北へ水無山へ下る道に気付かず。山頂からテープ標示に従い明瞭な道を下る。
急傾斜を下り切ると水無峠。手製道標が水無谷と深戸谷への道を示す。未知のルートが色々ある。急傾斜を登ると、
すぐに水無山頂656m。尾根道の途中という感じ。展望が開け、眼前、逢ヶ山のマイルドな山容。眼下、有馬口方面の展望。
小岩場の痩せ尾根を通過、鬼ヶ島山頂は標示なく通過。樹林の趣が良い。急斜面を枝を掴みながら下り、
水無川沿いの林道に出る。登山口には手製標示板が数枚。高速高架下を通過、住宅地を抜け有馬口駅へ。
この林道に至るコースは分かりにくい。最初は、高尾山から下るのが無難。登山道は明瞭で、テープ、小道標あり。
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2006年12月10日(日)曇 9:30バス停:船坂→9:50登山口→10:30山頂→11:10六甲山上車道→12:00極楽茶屋
→13:00高尾山→13:20水無山頂→鬼ヶ島→14:00林道→14:20神鉄:有馬口駅