道中、終始、自然林の趣の良い近畿の最高峰、日本百名山 はっきょうがたけ 1914m 奈良県天川村

20101023日()曇 8:10行者トンネル西口→8:50奥駈道出合→10:05弥山小屋→10:25山頂→12:25奥駈道出合

先週に続き大峰山へ。山歩きを始めた20代の日、渓流沿い、狼平でテント泊。ハーモニカを吹いて独り夜を過ごし、
翌朝、山頂に立った思い出の山だが記憶は薄い。今回は、最短ルートで。6時に堺市を出、国道309号を快走するが、
天川村から10キロ以上、見通しの悪い一車線。素晴らしい渓谷沿いに走るが鑑賞のゆとりがない。行者トンネル西口は
既に沢山の車。登山口から離れた路肩に駐車。日本百名山、晴天の予報の休日、紅葉シーズンということで、
予想以上の人出。歩き始めから複数のグループと一緒になる。若者も目立つ。思ったほど急傾斜ではなく、
楽勝で主尾根(奥駈道)上に出る。奥駈道は修験道の聖域、大昔から守られてきており、道の両側200mは
樹木の伐採禁止。それだけに、全域、自然林の趣が素晴らしいが、撮影ポイントがなく、良い写真を撮れずじまい。
山上はすでに晩秋の趣、紅葉より茶枯れた渋い世界。3週連続、晴天の予報なのに曇天。陽射しがなく、
鮮やかな紅葉は見れず。三角点のある弁天の森を通過、理源大師像の辺りまで緩やかな起伏の楽チン道だが、
弥山小屋まで急登が続く。ガイドに引率された団体に道を譲ってもらい、先を急ぐ。小屋から一旦下る。
眼前、本山がガスに覆われ、スッキリ見えない。ガスの立ち込めた中、枯れた樹林の風情。登り返して、
狭い山頂に立つ。表示板に日本百名山、近畿最高峰とある。一時、ガスが晴れて対面する弥山がきれいに見える。
復路、ガスの切れ間から何とか本山を撮る。小屋のすぐ上の弥山に寄る。立派な社殿あり、雰囲気は良い。
展望地の国見八方睨へ寄るが何も見えず。下山路から鉄山越し、稲村ヶ岳方面の山並みが眼前に見える。
展望が乏しかったこともあり、物足りない思い。それを補いたく、行者還岳を目指し、復路を急ぐ。⇒トップページ