大型台風が列島縦断、各地で被害が出た翌日、一転快晴。沢は増水が心配、遠出もおっくう。以前チャレンジしたが入渓できず気になっていた六甲の沢へ。十文字山経由で向かうつもりが、降車駅を間違え、保久良神社〜七兵衛山経由の大迂回。ただ、六甲では好きなコース。雰囲気の良い神社境内を抜け、明るく開放的な尾根道を登る。背後、六甲アイランドの展望。遠目のきく好天。七兵衛山は好きな穴場、道標、道が整備されている。海側に開けた山頂部が良い。打越山を過ぎた所でまさかの道迷い。枝道へ入り、進路を失う。ヤブ中を取りあえず登り続ける。ハイキング道へ出、ホッ。大幅に遅れて住吉川へ出る。堰堤を避け、石切道の途中から本谷へ入ることに。石切道は昨日までの雨で水が流れており、歩きづらい。右へ分岐する道へ。道標に行止まりとある。本谷へ下る道を進むと、川岸に小屋や畑がある。ここから入渓。以前もここまで来たが、沢靴がなく、靴を濡らさずの遡行はできず断念。本谷遡行は沢靴か長靴が必要。石ゴロゴロのガレ場様の沢、濁った奔流。木枝、ツタが川面を覆い、うっとおしい。風情のない雑然とした中、仕方ない気分で進むと、堰堤。越えると、また堰堤。しかも池。巻くのに手間取る。さらに大堰堤、3重の堰堤、ゲンナリ。何とか乗り越えるが、下降時、掴んだ木枝が折れ、小滑落、手指負傷。幸い池はなく、ブッシュの砂河原を抜けると、またガレ場様の沢になる。傾斜がやや急になり、少し渓谷らしくなる。少し進むと、左手の木に赤ペンキ矢印。急斜面にロープ。3重堰堤を迂回、ここから入渓するようだ。本谷のマシな所も、この辺りから五助滝を過ぎ、しばらく進んだ辺りまで。気分も上向き、しばらく進むと、斜瀑。難なく直登。滝らしい滝に出合わず進んでいると、初めて落差10m程の2段の滝。これが五助滝?登山地図の位置と違うよう。右から大巻く。踏み跡、ロープあり、楽に巻く。雰囲気も少し良くなり、期待して進むと、次々に堰堤。2つは鉄パイプの素通しの堰堤。他も巻くのは難しくない。ロープもある。絵になる滝はなく、この斜瀑程度。地図の五助滝は、二俣の左、西進する。その分岐を探すが、沢が次々に分岐、分からない。結局、進みやすい本流をたどる。途中、出渓点をを示すような赤テープがあるが見送る。大堰堤を設置されたステップで難なく越え、沢の分岐に迷いつつ進むと、また堰堤。分岐のどちらへ進んでもブッシュがひどそう。すでに頭の先からゴミまみれ。どの位で山上に出れるかも不明。結局、大滝を過ぎてから6番目の堰堤前で引き返す。ペンキマークの地点まで戻り、出渓。ロープ頼りに急斜面をよじ登る。沢を高巻く踏み跡が続いている。少し危険個所や不明個所があるが無事通過。雑草の茂る空き地に出る。出口に目印なし。すぐに石切道に出る。ちょうど舗装道から山道への入口になる地点。案内板、石切道の石柱あり。五助谷へは、右へ分岐する舗装道へ進むのだが目印はない。長い尾根上の舗装道をテクテク下り続け、大霊園を抜けて、バス道に出る。帰宅後、ネットで調べると、地図の五助滝の位置が間違っている。不全感が解消。⇒トップページへ |